俳優の尾野真千子、藤原季節が、特集ドラマ『まぐだら屋のマリア』(NHK BSP4K 3月29日 後9:00〜後10:29、後10:29〜後11:58※全2話)でW主演を務めることが決定した。
【画像】尾野真千子とW主演を演じる藤原季節 原田マハの小説『まぐだら屋のマリア』を原作とした本作は、罪を背負い命の火が消えかけた人々が、自らの過去と向き合いながら再生していく姿を描く感動作となっている。物語の舞台は、“尽果”(つきはて)と呼ばれる空と海、雪に閉ざされた架空の町。そこには命の灯が消えかけた者たちが、なぜか辿り着くと言われている。主人公・紫紋は、自らを追い詰め自死を覚悟して尽果へと流れ着くが、「まぐだら屋」で働く女性・りあ(通称マリア)と彼女の作る温かな料理を通して、次第に「無償の愛」に触れ、生き直す勇気を取り戻していく。
■尾野真千子のコメント
久しぶりの雪国北海道での撮影です!楽しみでしかたありません。監督とはリアルというよりもファンタジーのようなものにしたいとお話しさせていただきました。私はリアルな話のものが今まで多いのでまた楽しみでしかたありません。ひとつひとつのお芝居を皆様の心に届きますように大切に頑張ります!寒さにまけないぞ!!
■藤原季節のコメント
『まぐだら屋のマリア』で及川紫紋を演じさせていただくことになりました、藤原季節です。僕の郷里でもある北海道の雪景色の中で、この喪失と再生の美しい物語を歩けることを大変嬉しく光栄に思います。大好きな俳優さんである尾野真千子さんとお芝居をさせていただけること、素晴らしいスタッフキャストの方々に囲まれて紫紋を演じられること、まるで自分の人生に起きるはずのなかった奇跡を生きているようです。プレッシャーもありますが、身の丈に合ったといいますか、立派でない僕自身が持つ等身大の魂で、この物語の銀世界に溶け込みたいと思います。
■原作・原田マハ氏のコメント 】
『まぐだら屋のマリア』は、傷つき、迷いながらも温かな手料理によって再生していく人々の物語です。どんな人生にも救われる瞬間があるーーマリア役の尾野真千子さんと、紫紋役の藤原季節さんが、演技を通して奇跡の瞬間を届けてくださることに期待しています。