北陸 18〜19日は冬型緩む 凍える夜に金星・土星が最接近 冬のトライアングルも

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2025年01月17日 18:20  日本気象協会

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日本気象協会

北陸 18〜19日は冬型緩む 凍える夜に金星・土星が最接近 冬のトライアングルも

18日(土)〜19日(日)は、北陸西部(三県)を中心に穏やかに晴れる見込みです。18日(土)夜もこの時期としては貴重は星空を堪能出来そうです。ただ、朝晩は山沿いを中心に厳しい冷え込みとなるでしょう。水の凍結による断水や水道管の破裂、湿潤路面の凍結に注意しましょう。19日(日)は最高気温が3月下旬並みまで上がる所もありそうです。積雪の多い所では屋根からの落雪や雪崩に十分注意して下さい。記事の後半には最新の1か月予報もまとめました。



●19日にかけて冬晴れ 天気は周期変化で平地は雨ベース


このあと天気は西から回復する見込みです。18日(土)朝にかけては、下層寒気の影響が残る中、放射冷却現象が強まり厳しい冷え込みとなるでしょう。福井の山地を中心に水の凍結による断水や水道管の破裂には十分注意して下さい。平地でも湿潤路面の凍結には注意しましょう。

18日(土)の日中は、北陸西部(三県)を中心に冬晴れとなるでしょう。天気の回復が遅れる新潟県(北陸東部)の下越でも、夜にはだいたい晴れそうです。

19日(日)も、多少雲は多くなりますが、天気の崩れはなさそうです。南からは暖気が流れ込むため、最高気温は3月中旬〜下旬並みの所もあるでしょう。積雪の多い所では雪崩や屋根からの落雪に十分注意して下さい。

20日(月)以降は、天気は周期変化しますが、当面の間、特別に強い寒気が南下する予想は無く、平地の降水の主体は雨となるでしょう。


●今週末 金星と土星が最接近 冬のトライアングルも


18日〜19日にかけて、南西の低い空で、ひときわ明るい金星とやや暗い土星が最接近します。21時前には地平線に沈んでしまいますので見逃さないように注意しましょう。

次は、南東の空を見上げて、オリオン座を目印に冬の大三角(トライアングル)を探してみましょう。オリオン座は三ツ星で有名な非常にわかりやす星座です。左上の赤みがかった明るい星がベテルギウス、更にその左側をたどり、白く光る星がこいぬ座のプロキオン、オリオン座の左下にひときわ青白く明るく輝くおおいぬ座のシリウスを見つけることが出来れば、それが冬の大三角です。

18日(土)の夜の北陸地方は、目の覚めるようなくっきりとした星空が見られるでしょう。北陸の歌人"米田憲三"が歌に詠む「暁闇の銀河はるかに懸かりたる冬のトライアングル凍れるひびき」の如くとなりそうです。

プラネタリウムでは味わえない星空を是非堪能してみては如何ですか?


●1か月予報 気温は高め 降雪量は少なめ


最新の1か月予報では、平均気温は平年より高く、降雪量は平年より少ない予想です。また。20日は二十四節気の大寒ですが、22日頃からを対象に、高温に関する早期天候情報も発表されています。この情報は、10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、注意を呼びかける情報です。積雪の多い所では屋根からの落雪や雪崩などに十分注意して下さい。


●北陸の冬はまだ終わらない?


図は、2000年度以降の近年の日降雪量1cm以上の旬別延べ日数をまとめたものです。(富山気象台) 1月下旬が最多で117日、次いで2月上旬が102日等、これからの時期に多くなっています。短時間強雪とは異なりますが、この先も朝晩の気温が低い時間帯を中心にまだ雪が降りやすい日は見込まれます。

また、12月単月を北陸全体で見ると、2年連続で一般的には考えにくい実況となりました。2023の12月は、平均気温は平年より高く降雪量は平年より多くなりました。また、2024年の同月は、平均気温は平年より低く降雪量は平年より少なくなりました。

「気温が高いから雪が少ない」あるいは「気温が低いから雪が多い」は、一般に解釈しやすいですが、12月の実況は当初予想に反して2年連続でこの常識を覆す結果となったのです。

1か月予報は、北陸全体を広く浅くカバーした大まかな天気傾向を示したものに過ぎません。この情報のみをもって、「冬はもう終わり」の認識をするのは早計で、今後も局地的短期的な大雪の可能性もまだ起こり得るものとして備えを続けて下さい。



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  • 今夜、車で帰ってると月は綺麗なんだけど手袋しててもハンドルが冷たく手に、くっつきそうな感覚になった、3℃は寒い
    • イイネ!5
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