マグロの刺し身を“生ハム風”に仕上げる様子がYouTubeで話題です。見ているだけでよだれが出てきそうな動画は、記事執筆時点で100万回再生を突破し、3万5000件以上の高評価を集めています。
動画を投稿したのは、プロとして燻製メニューの作り方を発信している燻製職人、服部弘さんのYouTubeチャンネル「燻製職人服部」。キハダマグロの刺し身を2週間かけて“塩漬けマグロ”にします。
まずはキハダマグロの刺し身400グラムを準備。食材の重さに対して8パーセントとなるよう、32グラムの岩塩を手でしっかりとすり込みます。なお、通常の塩でも問題ないとのこと。
すり込んだ刺し身は網付きバットにのせ、ラップをした状態で冷蔵庫内で保管。3日後には、刺し身から出た水分がバットの底に広がっていました。塩分濃度を高めにして漬け込んでいるため、水中に10分間沈めて塩抜きし、味を調整します。
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塩抜きを終えて水気を拭き取ったら、ラップなしの状態でバットにのせ、冷蔵庫で2週間脱水します。すると、外はカリカリに乾燥していながらも、中はしっとりした塩漬けマグロに仕上がりました。服部さんによると、魚特有の生臭さが塩漬けの効果でかなり緩和されるそうです。
なお、しっかり塩に漬ければ臭い成分のほとんどは水と一緒に出てしまうので、漬け込む作業をしても冷蔵庫内は生臭くならないとのこと。スペースが広いと脱水も早く終わるため、刺し身を置いておく棚を「脱水専用」にするのがベストだとしています。
完成した塩漬けマグロは、このまま食べても大満足な仕上がり。しかし、服部さんはマグロの身を小さくチップ状にカットし、白いご飯の上に置きます。刻みのりをのせてお茶をかければマグロ茶漬けの出来上がり! 塩が利いて、とてもおいしいと伝えています。
お手軽な塩漬けマグロの作り方に、コメント欄では「うぅう……おいしそう……!」「マグロ嫌いな俺でも食えそうな神おつまみじゃあないか」「これはズボラな僕にもできそう」「お茶漬けあまりにも天才だ〜」「これは斬新なアイデア」「テンション上がった」「あーマグロ刺し身で食べちゃった」「これはマネしやすそう」といった声が上がりました。
服部さんは、YouTubeチャンネル「燻製職人服部」のほか、InstagramやX、TikTokでも燻製作りの様子を公開しています。また、本格燻製レシピ集『燻製大全』が販売中です。
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動画提供:YouTubeチャンネル「燻製職人服部」
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