対中直接投資、24年は3割減=経済低迷、しぼむ期待
2
2025年01月17日 23:01 時事通信社
【北京時事】中国商務省は17日、2024年の海外からの直接投資が前年比27%減の8262億元(約17兆円)と、8年ぶりの低水準にとどまったことを明らかにした。前年割れは2年連続で、マイナス幅は前年の8%から大きく拡大した。景気低迷の長期化で中国市場への期待がしぼみ、企業が投資を減らしている実態が浮き彫りになった。
対中直接投資は、中国の高い経済成長への期待を背景に、長期間にわたって増加してきた。ただ、近年はその成長率が鈍化。新型コロナウイルス対策として各地でロックダウン(都市封鎖)が繰り返されたことが、外資の対中投資意欲を一気に冷え込ませたとも指摘されている。
Copyright(C) 2025 Jiji Press, Ltd. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。