中居正広(52)の女性トラブルに関する一連の報道を受け、1月17日に記者会見を開いたフジテレビの港浩一社長(72)。2月に予定されていた定例社長会見を前倒しする形で実施されたが、参加メディアは記者会に加盟している新聞社、テレビ局、ラジオ局だけに限定された。
終了後は参加メディアの媒体で会見内容が報じられたが、世間の納得は得られていないようで……。港社長が会見で明かした“衝撃的な事実”がさらなる波紋を呼んでいる。
まず初報を打った「女性セブン」によれば、中居と女性との間でトラブルが発生した時期は’23年6月。トラブルは会食後に起こったとのことだが、「週刊文春」では会食にフジテレビ幹部社員が関与していたと報じられていた。
直後にフジテレビは公式サイトを通じて社員の関与を否定し、中居も謝罪コメントのなかで《当事者以外の者の関与といった事実はございません》と説明。しかし1月16日発売の「週刊文春」で、日常的に同局の女性アナウンサーが“接待要員”として動員されていると報じられるなど疑惑が深まっていた。
会見に参加したメディアの報道によれば、“女性アナウンサーへの接待強要疑惑”の真偽については明言を避けたという港社長。だが中居と女性とのトラブルは、発生直後の’23年6月初旬に把握していたとのこと。被害女性の様子がおかしいことに気付いた社員が声をかけ、「極めて秘匿性の高い事案」と判断し、被害女性の心身の回復とプライバシー保護を最優先に対応してきたという。
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また中居からも、’23年6月以降に女性とのトラブルについて報告があったとのこと。しかし、フジテレビから中居本人に聞き取り調査は行わなかったというのだ。
その理由について港社長は、「より多くの人間がこの件を知ることになる状況を生むため、女性のプライバシーや本人の意思が尊重されないのではないかという点で大きな懸念がありました」と説明したという。
「’23年6月といえば、中居さんのレギュラー番組である『だれかtoなかい』がスタートして2カ月経った時期でした。昨年に関して中居さんは同番組以外に、ドジャースが優勝したMLBワールドシリーズ第5戦の中継特番や『プロ野球珍プレー・好プレー大賞』、『World Baseballエンタテイメント たまッチ!』などフジの主要番組に多数出演。女性のプライバシー保護を尊重する観点から中居さんに聞き取り調査を行わなかったとはいえ、トラブル発生から1年半以上も経っています。その間に、内々に聞き取り調査を行うことはできたのではないでしょうか。にもかかわらず中居さんの出演番組を制作、放送し続けていたというのは、スポンサーや番組放送への影響を懸念していたのではないかと疑わざるを得ません」(テレビ局関係者)
なお、『だれかtoなかい』は「当面の間休止」と発表されたが、中居は降板していない状況だ。
トラブルを把握しながらも、中居を出演させ続けてきたフジテレビに違和感を抱いた人も少なくなかったようだ。会見内容を報じたニュースのコメント欄では、フジテレビの“怠慢”に厳しい声が上がっている。
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《トラブルを把握しながら起用してる時点でアウトだろ》
《中居さんに聞き取りしない判断をすることが信じられないです。番組に影響が出るからですか?》
《トラブルを認知・把握しながら、中居正広氏を延々番組に使用し続けた事自体が、大問題です。フジテレビも含め、マスメディア全体が、ジャニーズ事務所問題の反省・教訓が全く活かされていない》
《これはひどいです。 せめて中居さんの番組は別の理由をつけてでも止めるべきだったのでは。被害を受けた社員さんの当時の気持ちを考えると…心が痛いです》
フジテレビは昨年から外部弁護士を入れて事実確認の調査を進めているが、新たに第三者の弁護士による調査委員会を立ち上げるという。どのような調査結果が報告されるだろうか、果たして――。
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