新日曜劇場「御上先生」生徒キャスト29人はどうやって決まった?熟考したオーディションの裏側明かされる

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2025年01月18日 09:04  モデルプレス

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モデルプレス

「御上先生」(C)TBS
【モデルプレス=2025/01/18】俳優の松坂桃李が主演を務めるTBS系日曜劇場「御上先生」(毎週日曜よる9時〜)が、いよいよ19日にスタート。放送を前に、本作を手掛ける飯田和孝プロデューサーがモデルプレスら報道陣の囲み取材に応じ、同ドラマの誕生のきっかけや生徒役オーディションの裏側などを明かした。<飯田和孝P囲み取材Vol.2>

【写真】新日曜劇場「御上先生」生徒役が豪華集結

◆松坂桃李主演「御上先生」

本作は子供が生きる「学校」、大人がもがく「省庁」という一見別次元にあるこの2つを中心に展開。未来を夢見る子供たちが汚い大人たちの権力によって犠牲になっている現実、そんな現実に一人の官僚教師・御上孝(松坂)と、令和の高校生たちが共に立ち向かう、教育のあるべき真の姿を描く大逆転教育再生ストーリーだ。

◆新日曜劇場「御上先生」誕生のきっかけ

本作の企画を着手した経緯やきっかけについて質問が上がると「僕は『3年B組金八先生(第5シリーズ)』(1990〜2000)の風間俊介さん演じる兼末健次郎の回を観て『学校の先生になりたい』と思っていたんです」と金八先生に強く影響を受けたことを告白した飯田P。「それから受験勉強したものの、あえなく撃沈し、一浪して教育学部に入って教職課程を取りました。そういった経緯もあって、いつか学園ドラマをやりたいなと考えていた中、2020年のちょうどコロナ禍に入った頃に、あるアーティストさんの動画を観たんです。そこに映っている高校生たちがすごく輝いていて、自分もいつかこんな風に人が輝けるドラマを作りたいなと思ったことが最初のきっかけでした」とこれまでを振り返り。「『最近の若者は熱がない』みたいなことを言われていますが、その動画に映っている若者たちはすごく熱量があって、むしろ世の中に対して声を上げている若者たちもたくさんいて、そんな姿に心を動かされて今回の企画を考えました」と想いを明かした。

◆「御上先生」生徒役キャストオーディションの裏側

そんな本作を彩るのは、主演の松坂を筆頭とした豪華俳優陣。そして何より注目すべきは、物語の舞台となる隣徳学院に通う3年2組の生徒たちだ。生徒キャストは2024年3月から始まったオーディションで選ばれ、同年8月初旬に全29人が決定。次世代を担う注目株からドラマ本格出演は初の新星まで期待の若手キャストが集結した。

今回のオーディションでは、キャスト選びも登場人物のキャラクター設定もほぼ同時進行で行われたそう。飯田Pは「男子生徒役の中では神崎(奥平大兼)というキャラクターが一番手になる人物だと当初から想定していたので、オーディションでもまずは神崎を中心に決めていきました。それから徐々に脚本もでき始めて29人のキャラクターが見えてきたのと同じくらいのタイミングに、ある程度キャストを絞り込んでいって、残っている人をどう役に当てはめていくか考えていきました」と流れを説明。また「オーディション台本は、御上と神崎のシーンをはじめとした全4パターンほどを皆さんに演じてもらって、そこから適性を見定めて各キャラクターに合う人を選びました」と一人ひとりの適性を見た上で、それぞれのキャラクターに合うキャストを選んでいたという。さらに、「選んだ後には選ばれた人の特性をキャラクターにもプラスして注入していきました」とその人にしか演じられない魅力溢れるキャラクター像を作り上げていったと話した。

しかし、もちろんそう簡単に決まるものでもなく、どの生徒も「熟考に熟考を重ねています」と吐露。「早めに決まったキャラもいれば『こっちの子がいいかな』『いや、あっちの子の方がいいかも』と落ちてしまった子も含めて悩んだキャラクターもいます」と一人ひとりとじっくり向き合いながら選んだことを伝えた。

◆飯田和孝P「御上先生」生徒キャストのプロ意識に驚き

生徒役キャストの現場での様子を聞かれた飯田Pは「最初は、生徒たちが友達みたいに仲良くなりすぎてしまって、だんだん気が緩んできてしまうことを不安視していたのですが、そんなことが全くないことに驚いていています」とコメント。「きっと(作品が)終わった時に、ここで手を抜こうが、だらけようが全部自分に返ってくることをそれぞれ理解しているんだと思います。このドラマで自分が1つ上の階段を上りたい、少しでも進歩したいと思っているからこそ、生徒同士仲良くはなりつつも、だれている感じが一切ありません。嬉しい誤算でした(笑)」と生徒キャストの意識の高さを称賛した。(modelpress編集部)

◆「御上先生」第1話あらすじ

文科省官僚の御上孝(松坂桃李)は私立隣徳学院3年2組の教壇に立っている。

29人の生徒を前に、御上の授業が始まる。その場にいる29人の生徒は、それぞれの想いをもって、向き合っていくのだが、御上が投げかけるある問いが、波紋となり、生徒たちをつき動かすことになるーー。

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