4月スタートの新番組が続々と発表される中、フジテレビは1月14日に新たなバラエティ番組『かのサンド』の放送を予告した。2014年から続いた『ワイドナショー』の後枠となるが、ネット上には「出演者はいいのに内容がつまらなさそう」などと、早くも不安の声が寄せられている。
「散歩番組」が多すぎる現状
フジテレビの発表によると、『かのサンド』はお笑いコンビのサンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)とピン芸人の狩野英孝が出演する「爆笑お散歩バラエティ」とのこと。サンドウィッチマンが「終の棲家(すみか)」を見つけることが番組のコンセプトで、さまざまな街を散歩する内容のようだ。
「サンドウィッチマンと狩野さんは宮城県出身で、BSフジで放送されていた『東北魂TV』にもレギュラー出演していました。3人は『かのサンド』発表にあたってコメントを寄せていましたが、伊達さんと富澤さんは『英孝ちゃん』、狩野さんは2人を『兄貴』などと呼んでいて、仲の良さが感じられます」(芸能ライター)
しかし、ネット上では、
「サンドも狩野さんも好きだけど、散歩番組は微妙だなあ。すぐ終わっちゃいそう」
「サンドウィッチマンと狩野英孝を揃えるなら別の企画がよかった。なんかもったいない」
「最近のテレビって散歩番組ばっかりじゃない? もういらないよ」
などと、批判的な声が続出している。
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「確かに、フジテレビだけでも『有吉くんの正直さんぽ』『なりゆき街道旅』がすでに放送されています。他局にも目を向けると『ブラタモリ』(NHK)『ぶらり途中下車の旅』(日本テレビ系)など、人気かつ長寿番組が多い。それだけ“鉄板”なのでしょうが、視聴者はさすがに食傷気味のようです」(前出・芸能ライター)
“いわくつき番組”の後枠
『かのサンド』は毎週日曜午前10時の枠だが、同枠では今年3月まで『ワイドナショー』が放送される。
「フジテレビが『ワイドナショー』の終了を正式に発表したのも1月12日です。昨年12月に複数のメディアが同番組の終了を報じていましたが、ネット上では『なんの驚きもない』『さっさと終わったほうがいい』などと、冷ややかな声が多く見られました」(スポーツ紙記者)
『ワイドナショー』は2013年に深夜番組として始まり、翌2014年に日曜午前10時の放送枠に移動。「普段スクープされる側の芸能人が、個人の見解を話しに集まるワイドショー番組」をコンセプトに、東野幸治が司会を務め、松本人志がレギュラー出演していた。
「松本さんは2023年には同番組から卒業。最後の出演時、番組での発言が切り取られてネットニュースになり、その内容に批判が集まることに対して『だいぶ疲れて疲弊していった』などと卒業の理由を語っていました。そんな松本さんですが、女性への性加害疑惑が報じられ、2024年から芸能活動を休止中。さらに、同番組に不定期出演していた中居正広さんも、フジテレビを巻き込んだ女性トラブルが報じられている最中。ある意味“いわくつき番組”ですね」(前出・スポーツ紙記者)
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幸い、サンドウィッチマンと狩野の好感度は非常に高い。番組内容に新鮮味はないが、出演者の好感度が地に落ちた『ワイドナショー』の後番組として、『かのサンド』以上にピッタリな番組はないだろう。