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落語家桂あやめ(60)露の紫(50)笑福亭喬明(きょうめい、24)が20日、神戸新開地・喜楽館で、「バレンタイン女流ウイーク」(2月10〜16日、同所)の制作発表記者会見に出席した。
バレンタインを挟む週に女性噺家(はなしか)が送る落語会。入り口で太鼓をたたき、開演前に1席話す「開口0番」も含め、演者はすべて女性。あやめは「あらゆる年代の女がそろいました。愛をお届けします。トークコーナーではテーマを決めて、楽屋にいるようなトークをします。太鼓をたたいているのも、笑福亭喬明ちゃん、桂米舞ちゃん、桂文りんちゃんの美少女トリオで、カワイコちゃんが毎日います」とアピールした。
あやめは「昔は色物的に女でしたけど、今は全部女でできる。ネタも見た目も個性も発揮できる。AIに落語家の絵を描かせたら、なぜか着物を着た女の人を書く。落語家イコール女と認識してる」と時代の変化にしみじみ。
紫が「喬明ちゃんとか絵面が違うでしょ? どうですか、これ。カワイイ」と語ると、あやめは「私が入った頃は、お客さんに『中途半端にかわいいから笑いにくい』って言われましたから」と振り返った。
これに喬明は「私はできあがったところに入ったので生きにくさは感じていないです。やりたいことをやらせてもらえるのは師匠方やお姉さん方のおかげ」と感謝した。
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バレンタインの思い出について、あやめは「手作りチョコの走りの頃だった。好きな男子にあげようと思ったら、他の子に手袋をもらっていてショックで渡せなかった」と話すと、喬明は「小学校の時に好きな男に渡すんですけど、学校に持って行っちゃいけないんで待ち合わせしたんですけど、アホやからガソリンスタンドにしたら、ガソリン臭くて振られた」と苦い思い出を明かした。
さらに、あやめは入門前に師匠5代桂文枝に高級チョコを郵送したことがあったそうで、「入門後に『あれ、お前やったんかい』って言われました。不気味やったんちゃいますかね」と苦笑い。喬明は「師匠(笑福亭喬介)がチョコボールのピーナツ味が好きで。松屋町で大人買いしてプレゼントしました」と話していた。
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