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タレントの上沼恵美子(69)が20日、パーソナリティーを務めるABCラジオ「上沼恵美子のこころ晴天」に出演。タレント中居正広(52)の女性トラブルを巡り、一部週刊誌で社員の関与が報じられたフジテレビの港浩一社長の会見を一刀両断した。
上沼は「今もう本当にフジテレビの話題で。地上波でも今も流れてましたけど、スポンサーが引いたとかそんな話してました」と切り出し、「カメラも入らない、動画もない、記者は決められた人たちって聞きました。なんであんなお粗末な誠意のない記者会見をしたのかなって思った。ちょっとあきれた。中身を見て」と会見に苦言を呈した。
会見は定例会見を前倒しする形で行われたが、「システムは定例会見と同じって理屈やねんけど、前倒しをして記者会見をやるってことは非常事態ですよ。やり方も考えないといけない。こんな時代になってきて動画も当たり前、記者もあまりヤリが飛んでこないような記者を集めてる。あれはあかん。あんなお粗末な記者会見ってなかったんじゃないか」と失望感をあらわにした。
さらに、港社長について「バラエティーで活躍して社長さんになりはった方みたいですよね。だから、ざっくばらんて言うたらおかしいけど、私たちに近いとこあるやんか。そういう人やから、物わかりのいい人かなと思ったんやけど」と期待感もあった様子。
それだけに「中に入った人の話を聞いてると、緊張して、かみかみだったとか、第三者委員会を発足しているので、答えは差し控えさせていただきたいって40回くらい言うたって。自分も調べられるのでって。じゃ、何のためにやったんやと言うことになるわけです」とがっかりした思いを率直に伝えた。
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上沼がこうも苦言を呈するのは「60年前に『ちびっ子のど自慢』でお世話になった。フジ、その頃からめちゃくちゃ感じよかった」。大村崑が司会を務めた「日清ちびっこのどじまん」への出演をきっかけに、海原千里・万里時代や現在も同局の番組に出演してきた。
それゆえ、「何かフジテレビさんにはかわいがっていただいて。私フジテレビって大好きでね。イメージが明るくて、弾けた放送局ってイメージがあって。ちょっと遊び人みたいな」と好印象を抱いていることを明かし、「あれ、誰が企画して、アメリカのファンドから怒られたんで、とりあえずやるにしても、フジテレビのセンスではなかったなって残念なの」と改めて港社長の会見に失望感を示した。
上沼は「現場のスタッフは優れてる。外れがない」とフジテレビスタッフの対応をほめ、「あの社長さんの記者会見、フジのスタッフも知らなかったそうなんですよ。現場スタッフがないがしろにされてて、上の方だけで、ああいうずさんな記者会見やってるのがお気の毒でね」と社員を哀れんだ。
その上で、改めて港社長について「あの社長がおっしゃったフレーズ『社員を守る』、あのフレーズ誰かが言うたんやと思うねん、側近が。『ああそれ良いフレーズだね、いただき』言うてんやけどまったく守ってないねん。守るどころか内容も伝えてないねん。お粗末な」と切り捨て、「きっと辞めはるやろうけど、それにしてもや。現場との温度が違うので。本当にお気の毒です」。
社員との隔たりを指摘し「ちょっとアカ抜けた局だったので。今もやらせていただいて。だから、港さんが情けないのよ。上に立つ人ではないなって。そんな失礼なこと言って悪いけど。やはり、あるわ。器って。本当に港さん、それじゃアカンで。守れてないわ」とどこまでも苦言が止まらなかった。
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