【写真】3ヵ月の練習期間は「毎日プロテインを持ち歩いていた」という芳根京子 映画『雪の花 ―ともに在りて―』メイキング写真
吉村昭の小説『雪の花』を小泉堯史監督が実写化する本作は、多くの人命を奪う疫病と闘った町医者の実話を描く本格時代劇。
江戸時代末期。死に至る病・疱瘡(天然痘)が大流行し、多くの人命が奪われていく中、福井藩の町医者・笠原良策(松坂桃李)は、どうにかして人々を救う方法を見つけようとする。妻・千穂(芳根京子)に支えられながら、京都の蘭方医・日野鼎哉(役所広司)に教えを請いに出向いた良策は、異国では疫病の予防法として「種痘」が行われていることを知る。予防法成功の鍵となる「種痘の苗」を入手すべく、さまざまな困難にぶつかりながらも絶対に諦めない良策の志は、やがて藩を、そして幕府をも巻き込んでいく。知られざる無名の町医者は、どのようにして日本を救ったのか―?
笠原良策役には松坂桃李。使命感にあふれる人物をひたむきに、力強く演じ切り、作品をけん引する。そして良策の妻・千穂役に芳根京子。周りを明るく照らす太陽のような、だが意外な一面も持つ人物をチャーミングに演じる。そして、良策を導く蘭方医・日野鼎哉役を役所広司が演じる。
この度、主人公・笠原良策(松坂)の妻・千穂(芳根)の緊張感あふれる和太鼓演奏シーンを捉えた場面写真が解禁。
劇中で、患者を救うことができず無力感を抱き、自らを責めていた良策を、千穂は明るく励まし続ける。どんな時も良策を信じ影で支える千穂だったが、千穂には「男之助」と呼ばれる、良策には普段見せていない男らしい一面があった。今回解禁された場面写真では、緊張感ある雰囲気の中で鋭い眼差しを投げかける千穂が捉えられており、その佇まいや衣装からは普段千穂が見せない男らしい一面が垣間見える。
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そんな努力の成果は芳根のクランクアップの日に、滋賀県の奥石神社にて行われた撮影で披露された。当時について芳根は「あの日はすごいやり切ったなっていう夜でした」とその出来に満足している様子。場面写真には、大満足の出来にガッツポーズを見せる芳根のメイキング風景も収めている。
芳根の姿を隣で見ていた松坂は「すごいですよね。(太鼓奏者の)役とかではないのに、そういうシーンがありますということで3ヵ月練習して、でもそれをやることによって人物の厚みが出る。その説得力はすごいありました」と尊敬の眼差しを見せた。
カットがかかるまで3分以上、力強く太鼓をたたき続け全力を出し切った芳根の姿に、松坂を含む現場のキャストも大きい拍手を送ったという太鼓演奏シーン。芳根が力の限り太鼓を奏でる大迫力の演奏シーンを、大きいスクリーンで体感したい。
映画『雪の花 ―ともに在りて―』は、1月24日より全国公開。
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