【写真】麻生久美子、高良健吾、唐田えりか、剛力彩芽ら『海辺へ行く道』場面写真(9点)
本作は、漫画家・三好銀の最高傑作と名高い「海辺へ行く道」シリーズの映画化。2023年の夏にオール小豆島ロケを実施し、特有の陽光や海と空に囲まれた絶好のロケーションを活かして撮影された。脚本・監督は、『ジャーマン+雨』『ウルトラミラクルラブストーリー』『俳優 亀岡拓次』『いとみち』の横浜聡子。
アーティスト移住支援をうたう、とある海辺の街が舞台。のんきに暮らす14歳の美術部員・奏介(原田)とその仲間たちは、夏休みにもかかわらず演劇部に依頼された絵を描いたり新聞部の取材を手伝ったりと毎日忙しい。街には何やらあやしげな“アーティスト”たちがウロウロ。そんな中、奏介たちにちょっと不思議な依頼が次々に飛び込んでくる。
自由奔放な子供たちと、秘密と嘘にまみれた大人たち。果てなき想像力と生命力が乱反射する海辺で、すべての登場人物が愛おしく、優しさとユーモアに満ちた、ちょっとおかしな人生讃歌。
主演を務めるのは、約800人のオーディションを経て主演を勝ち抜いた14歳の俳優・原田琥之佑。原田演じる主人公・奏介の仲間たちとして蒼井旬、中須翔真、山崎七海、新津ちせが出演。すでに多くのドラマや映画に出演している彼らだが、全員が原田と同じくオーディションで選出された実力派だ。自由奔放な中学生を各々がのびのびと演じている。
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本作は、今年で6回目を迎える日本最大級の芸術祭・瀬戸内国際芸術祭2025への参加も決定。映画ながら現代アート作品のひとつとして位置付けられ、芸術祭に参加する稀有な作品となった。なお、同芸術祭での映画の参加は本作が初となる。
既報の通り、今年開催の第75回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門に選出された本作。部門ディレクターからの「島を散歩するように、素晴らしいキャラクター・映像・物語が隅々にまで行き渡り、出会いと別れを繰り返していく。約2時間半の至福の魔法のような映画は、人生にとって芸術とは何かを深く考える機会を与えてくれました」との評文に期待が高まる。
映画『海辺へ行く道』は、2025年晩夏公開。