【写真】全27種「大きな〇〇の下で」コラボビジュアル
本作は、人気ロックバンド・爆風スランプが1985年にリリースした名曲「大きな玉ねぎの下で」にインスパイアされた作品。
楽曲や映画のタイトルにもある「大きな玉ねぎ」とは、日本武道館の屋根の上に光る擬宝珠(ぎぼし)を指している。ペンフレンドの文通相手と初めて武道館で待ち合わせる淡く切ない恋模様が心地よいバラードソングとなった。のちに「大きな玉ねぎの下で〜はるかなる想い」にリメークされ、15枚目のシングルとしても発売。瞬く間に話題となり、2000年代に入っても多くのアーティストがカバーし、今もなお歌い継がれている。
本作の主人公は、夜はバー、昼はカフェになる「Double」でそれぞれ働くふたりの大学生、丈流(神尾)と美優(桜田)。将来に希望が持てず就職活動も滞り中な丈流と、自分の夢を真っすぐ追うあまり、できない自分が嫌になり葛藤する美優。ふたりをつなぐのは、連絡用のバイトノートだけ。いつしか業務連絡のみならず、互いの趣味や悩みもつづるようになった彼らは、素性を知らぬまま引かれ合い、やがて“大きな玉ねぎの下(武道館)で”会う約束をする淡い恋模様が描かれる。
この度公開されたのは、柔らかな表情を浮かべ談笑する丈流と美優の姿を活写したポスターに映り込む“大きな玉ねぎ(日本武道館)”が、日本各地にある有名ご当地オブジェに大変身した、「大きな〇〇下で」コラボビジュアル。
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計5種のキャラクターPVは、本作を温かくもにぎやかに彩る個性豊かな登場人物たちの姿を映し出している。初めて会った時からぶつかってばかりの丈流と美優の不器用コンビを収めた映像では、心のうちに秘めていた本音を吐露し合う姿が。初めて知る互いの一面に心動かされるふたりの様子からは、恋のはじまりを予感させる。
一方で、彼らを取り巻く個性豊かな顔ぶれも。ムードメーカーでお調子者の喜一(中川大輔)と、堅実的な一面を持つ小柴(伊藤あさひ)の同級生コンビや、丈流と美優をそばで見守る沙希(山本美月)と重田(休日課長)のバイト先の先輩コンビの姿を映し出した映像では、クスッとさせる一面や掛け合いもちりばめられる。
さらに、平成初期を舞台に描かれる淡い恋の物語を担うキャラクターたちの姿も。手紙の代筆をするうちに“ペンフレンド”に思いを寄せていく虎太郎(藤原大祐)と親友の大樹(窪塚愛流)、たわいもない手紙のやりとりが心の支えになっていく今日子(伊東蒼)と病気がちな彼女を力強く支える親友の明日香(瀧七海)の姿からは、どこかノスタルジックで懐かしい記憶を呼び起こすような甘酸っぱい空気が漂う。
映画『大きな玉ねぎの下で』は、2月7日より全国公開。
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