1月20日に放送されたフジテレビ系の情報番組『めざまし8』で、同局の酒主義久アナウンサー(37)が涙ながらに心情を語った。
この日、番組では中居正広(52)の女性トラブルをめぐってフジテレビの港浩一社長(72)らが行った記者会見を取り上げた。そこで同局の酒主アナは、MCの谷原章介(52)からコメントを求められると、目に涙をためながら「本当にもどかしいというのが一番で……」とコメント。さらに、こう語った。
「13年働いてきて1度も辞めたいって思ったことないですし、大好きな会社で先輩も後輩も含めて、大好きな仲間がいろいろ苦しんでいる姿っていうのを……。見てきたので。好きな会社をもっとよくするためにも、調査であったりとか、説明も今後しっかりしてほしいなっていうのが今の思いです」
言葉に詰まる場面もあった酒主アナ。涙の訴えは視聴者の心に響くかと思いきや、ネット上ではこのコメントに批判的な声が相次ぐことになってしまった。
今回の問題に際し、苦しい心境を明かしたフジテレビのアナウンサーは酒主アナ以外にもいる。例えば宮司愛海アナ(33)は17日、『Live News イット!』で「この一連の問題の大本、根本に何があったのか、第三者の目を入れて調べてもらう。そして、会社が生まれ変わる一歩にすべきだと私は感じています」と述べた上で、「一連の報道を巡って、意図しない目を向けられて、傷ついている仲間が多くいます。とてもつらくても、自分たちで説明できないもどかしい状況に置かれています」と発言。
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藤本万梨乃アナ(29)も19日、『Mr.サンデー』で「今は根拠のない憶測に晒されて、否定する場もなく、苦しい思いをしている仲間もいます」と強調した上で、「これから調査をするということですが、皆さんおっしゃっているように、きちんと第三者の目線で、独立性と客観性と中立性がきちんと担保される体制作りが大事だと私も思っています」と語っていた。
また酒主アナと一緒に『めざまし8』に出演した小室瑛莉子アナ(25)も「フジテレビで働く社員としては、本当にこれを機に洗いざらい調査をしてほしい」「もし会社に悪いところがあったとして、そのうみを出し切らない限り、報道機関として、番組で伝える立場として、自信を持って伝えることができない」と述べていた。
これらの発言に対しても、厳しい声はある程度寄せられていたものの、酒主アナの発言に寄せられた批判の数は特筆して多かった。この差は一体なんなのか? WEBメディア記者は、酒主アナの“余計な一言”が波紋を招いたのではないかと指摘する。
「『13年働いてきて1度も辞めたいと思ったことがない』『大好きな会社』というフレーズに違和感を覚えたひとが多いようです。フジテレビに厳しい目が向けられているなか、酒主アナはいわば愛社精神を明かしました。これが会社を庇うように捉えられてしまい、相応しくないと視聴者に受け止められているようです。また“13年間もいるなら率先して会社を変えるべき”と、突っ込まれるポイントを与えてしまったように思われます」
アナウンサーたちも苦境に立たされている。
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