古舘伊知郎、フジテレビ解体論に持論「許されるのはホリエモンだけ」

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2025年01月22日 09:49  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

古舘伊知郎(2023年12月撮影)

フリーアナウンサー古舘伊知郎(70)が22日までにYouTubeチャンネルを更新。騒動渦中にあるフジテレビやその関係者らに対するSNS上の投稿に私見を述べた。


古舘は、タレント中居正広(52)の女性トラブルに社員が関与していたと報じられたフジテレビ問題に言及。事実関係が明らかになっていない中居をはじめ、中居と交際していたとうわさされる女性や、無関係であろう女優や女性アナウンサーについても「あることないこと、ないことないこと」取り沙汰されているSNS上の現状に苦言。「古臭いと言われようがなんだろうが心から言います。目に余りますよ。この問題と関係ない人を巻き込んじゃいけない。事実関係は除いて、セカンドレイプ、女性の二次被害を特に重視するというこの問題の核心部分で言うならば、全く関係ない人をも傷つけているっていうことになりますから」と憤り、「何らかの規制を含めて、嫌だけどやらなきゃダメです」と訴えた。


また、一部で“フジテレビ解体論”も出ていることに「おかしいと思うんですよ。本当に今回、ものすごく傷つけられた方がいて、その人がフジテレビ解体論を言うならわかりますよ。『許せない』って。しかしそうじゃなくて無関係の人たちがなんでそんなことまで言う権利があるんですかね? もうちょっと冷ややかに見るっていう冷静さが、僕を含めてあるべきだと思う」と疑問を呈した。そして「既得権者をぶっ叩こうっていう気持ちはわからないでもない」と一定の理解を示した上で、「無関係な人が言う必要はない。唯一、『フジテレビっていうのはこういう権力構造になっていて、日枝さんがああでこうで、鹿内さんの時代からこうで…』って、フジテレビの構造の一端を解き明かして許されるのはホリエモンだけでしょ。堀江貴文さんはそれが通用する訴求力を持っている人だと思う」と持論を展開した。


続けて「フジテレビを買収しようとして叶わなかった、ある種の権力構造の中で潰えてしまった誰もできない経験をやったチャレンジャーだからホリエモンは言っていいんだって、そんなに浅薄なことを言おうと思っているんじゃありません」と、堀江氏がフジテレビの経営への関与を狙ってニッポン放送を買収しようとした過去にも言及。「捕まったから言えると思っているんですよ、ぶっちゃけ」と真意を説明。堀江氏がその後、証券取引法違反容疑で逮捕されたことについて「すべて堀江さんが正しいなんてツユほども思わないけど、これって国策捜査だよね。『既得権をおびやかす小僧っ子とか鼻息の荒いチャレンジャーは早めに芽を摘んでおくか』っていう力も働いてとっ捕まるに至ったよな」との現在の思いも明かした。「誰もできないような辛い体験までしちゃった人の話は訴求力持ってますよね。だから笑って言っても許されるんだよなっていう例外です」と話した。

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