沖縄本島内の建物の一室で2024年11月に成人女性に性的暴行をし、けがをさせたとして不同意性交等致傷容疑で書類送検された在沖縄米海兵隊の30代男性について、那覇地検は23日、不起訴(容疑不十分)にした。那覇地検の小玉大輔次席検事は処分理由について、「米軍当局の協力の下で所要の捜査をし、収集された証拠関係を総合的に勘案した結果、不同意性交等致傷罪の成立を認めることは困難と判断した」としている。
日米地位協定の規定で、米軍が確保した米兵の身柄は原則、起訴まで米側が持つ。沖縄県警は女性からの被害の訴えを受け、米軍の管理下にある海兵隊員の男性への任意聴取や防犯カメラの解析などを進め、8日に書類送検していた。
沖縄県内では24年、別々の性的暴行事件で4人の米兵が書類送検や逮捕され、うち3人が不同意性交等罪などで起訴され、1人が不起訴となった。【喜屋武真之介】
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