《ヅラの皆さん一度でも、会いたかった 会えなかった 会わなきゃだめだった こんなお別れで、本当に、本当に、ごめんなさい。さようなら…。》
「女性トラブル報道」に揺れていた中居正広が1月23日までに、実質的なファンクラブである有料サイトで引退と廃業を発表した。《全責任は私個人にあります。》と関係各所への謝罪を綴り、最後にファンクラブ会員「ヅラ」に頭を下げた。
1987年に旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)に入所、1991年にアイドルグループ・SMAPとしてデビューして以降、30年以上にわたって芸能界に身を置き、国民的スターとしての地位を築いてきた中居。
そんなキャリアが崩れたのが2024年末に報じられた、ウン千万円もの解決金を払ったとされる女性トラブルだった。中居も、年が明けた1月9日にトラブルこそ認めるも「守秘義務」を理由に詳細を明かすことなく、
《示談が成立し、解決している》《今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました》
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と芸能活動の継続を宣言したばかり。ところが『ザ・世界仰天ニュース!』(日本テレビ系)降板を機に、ラジオを含めたすべてのレギュラー番組が打ち切りになったことで、一転して芸能界引退を決断したのだろうか。
島田紳助氏と同様、取材には応じなくなる
「中居さんの決断理由として考えられるのは2つ。まず、引退して“一般人”になることで、これ以上の自身とトラブルへの詮索、取材を避ける目的があると思います」とは、長年にわたって旧ジャニーズタレントを取材してきた芸能ライター。
「テレビから姿を消したとはいえ、芸能人でいる限りは示談成立に関係なく、今までのように取材攻勢に晒され続けます。ですが、引退で“線引き”をすることで少なくとも応じる義務はなくなり、2011年に“黒いつながり”で引退した島田紳助さんと同様の境遇になるでしょう」
では、自身の保身がための引退ということなのか。
「トラブル発覚以降、中居さんと懇意にしていたフジテレビ幹部のA氏、同局の女性アナウンサーに関する様さまざまな報道がなされ、ネット上では嘘か真かわからない憶測も飛び交う事態。そしてトラブル当事者である芸能関係者・X子さん。彼女については今でも“特定”の動きが止みません。
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引退発表文にあった《相手さまに関しても心より謝罪申し上げます》は本心でしょう。今後、X子さんが詮索されないようにするため、自分の引退をもって“けじめ”とする必要があったのでしょう」(前出・芸能ライター、以下同)
“俺は雲の上の人間”発言の真相
そしてもう一つの理由は《会わなきゃだめだった》と向けたファンへのーー。
「よく、中居さんが“俺は雲の上の人間”と嘯いていたのは決してファンを見下すものではなく、彼女たちの前ではいつまでも“アイドル”でありたかったから。夢を見させるのが仕事であり、それゆえに人一倍プライベートを探られることを嫌いました。
それが、よりによって最悪最低の“醜態”を晒してしまった。引退をもって醜聞を封じ込めることは、せめて“アイドルのまま引退したい”との彼なりの最後の矜持だったのでは?」
2016年にSMAP解散、2019年に恩師・ジャニー喜多川氏の死去、2020年の独立、そして漏れ聞こえた自身の深刻な健康状態。もちろん、これらの要因が女性トラブルを引き起こしたわけではないだろうが、国民的スターが募らせていた“孤独”。
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今もSMAPとしてファンと直接「会えていた」としたら、「俺は雲の上の人間なんだよ!」とアイドルとして振る舞っていたのだろうか。