【写真】“チャンミカ”松井玲奈、歩(仲里依紗)&アキピー(渡辺直美)との撮影は「仲の良い3人の特別な雰囲気がありました」
本作は、平成元年生まれの米田結(橋本)が、栄養士として、人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”。松井が演じるチャンミカは、神戸の元町にある古着店「ガーリーズ」の二号店を大阪にオープンした歩(仲)の中学時代からの友人だ。
出演が決まった際、「はじめは、自分の演じる役がギャルだと知って、『なぜ!』と思いました(笑)」と振り返る松井。「“ギャル”は、にぎやかで明るくて華やかで、自分とは違うところにいる人たちというイメージがあったんです。でも台本を読んで彼女たちの感情の機微を知り、『私にも、“できない”じゃなくて、やれるかもしれない』と楽しみになりました」と語る。
『まんぷく』(2018〜2019年)以来、松井がNHK大阪放送局制作の朝ドラに出演するのは2回目。現場の印象について「いつも明るくて、にぎやかな現場だなという印象があります。今回は特に、支度をしているときからヘアメイクさんや衣装部の方達がすごく気持ちを盛り上げてくれて、衣装を着たら『かわいい』とほめてくださったりするんです。毎回『今日は、どんな衣装だろう?』、『どんなヘアメイクで現場に行けるのかな?』と思えることが、すごく楽しみでもあります。衣装やメイクに『安心して行っておいで!』って、ドンと背中を押してもらっている感じです」と話す。
演じるチャンミカについては「チャンミカが、米田家で結ちゃんと会ったときに、『タメ語でええよ』と言うセリフがあるのですが、その人の年齢や、何をしているかではなくて、ちゃんと人と人とで向き合えるのが、ギャルマインドの素晴らしいところだなと思いました。そこから、チャンミカという人は、誰とも分け隔てなく仲良くでき、コミュニケーションが取れる人なんだと考えるようになりました。割と何でも受け入れるところがあって、間口がとても広い人なんです。つねにオープンなその感じが、ガーリーズというお店にも表れている気がします」とコメント。
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また、1月20日から放送された第16週の印象的だったシーンについて聞かれた松井は、歩とのシーンを挙げ、「歩とチャンミカのシーンの時は、絶対的に里依紗さんを信じるという気持ちでいます。どんなお芝居を投げられても返せるようにしよう、キャッチできるようにしようという心づもりでいますね」と明かす。
「実は、アユが神戸ことばを使うのは、相手がチャンミカとナベべ(渡辺孝雄/緒形直人)など神戸出身の人の時だけです。そこに1人でも別の地域の人がいると、アユは標準語になります。アユとチャンミカがぶつかるシーンは、自分たちが昔から使っている言葉で、心の中にある言葉をかけあえたからこそ出てきた感情があったと思います。アユとは関西のことばで喋っているときのほうが、距離がグッと近づく感じがしました」と印象的なシーンを振り返った。
さらに「もうひとつ印象に残っているのは、アキピ―が渡辺直美さんだったことです。実際に撮影した時間は短かったですが、昔から仲の良い3人の特別な雰囲気がありました。3人でギャル時代を楽しんでいたときのガングロスタイルみたいなものも披露しながらプリクラも撮ったりして、すごく印象的でとても楽しかったです」とコメントしている。
そして、「第16週と第17週ではチャンミカにもいろいろなことが降りかかってくるのですが、一緒に悲しんで、一緒に悔しがって、みんなで一致団結して乗り越えていく感じがありました。皆さんにも応援していただけたら嬉しいなと思います」と視聴者にメッセージを。
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連続テレビ小説『おむすび』は、NHK総合にて毎週月〜土曜8時ほか放送。