中小企業のM&Aをめぐりトラブルが相次いでいる問題で、国が初めて、東京の仲介会社の登録を取り消しました。
東京・港区のM&A仲介会社「M&A DX」は、「資金力に疑いのある不適切な買い手企業であることを認識しながらM&Aを成立させた」として、国が定める支援機関の登録を取り消されました。
武藤容治 経済産業大臣
「今回、M&A支援機関登録制度において、初めて取り消しを実施することとなりました。中小M&Aガイドラインにおいて求められる善管注意義務に反するとの見解が示されました」
JNNの取材では、「M&A DX」は4つの会社側に同じ人物が関わる買い手企業を紹介していましたが、この人物をめぐっては経営権の譲渡後、会社の資金を抜き取られ、経営が悪化するなどのトラブルが相次いでいました。
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