中谷防衛大臣は防衛省の懲戒処分などの公表をめぐり、処分対象者の性別を今後公表しないことを明らかにしました。
中谷防衛大臣
「部内で改めて検討した結果、関係者の性別については、原則として公表内容に含まないこととし、その旨周知をさせていただきました」
防衛省が処分などを広報する文書には、▼処分対象者の所属や階級、▼年齢や処分内容などが記載されていましたが、「性別」についてはこれまでも記載がなく、問い合わせを受けたうえで事案によって口頭で公表されていました。
こうした対応について中谷大臣はきょう(24日)の会見で、「基準上は公表すべき内容に含まれていなかったが、省としても必ずしも統一した対応ができていなかった」としたうえで、▼個人が特定される場合があることや、▼性的指向や性自認に配慮したことを理由に、今後、原則として公表を行わないことを周知したと明らかにしました。
「年齢や所属なども非公表となり、説明責任が果たされないのでは」との指摘に対し、中谷大臣は「必要に応じて公表の内容については、不断に検討をして適切に対応してまいりたい」としています。
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