《37年間、ありがとうございました。さようなら…。》
1月23日、元SMAPの中居正広(52)が公式サイト上でこんな言葉を残し、芸能界を去った。
昨年12月発売の「週刊文春」などで、’23年6月に起こした“女性トラブル”が報じられていた中居。トラブルにフジテレビの社員が関与したとする疑惑も報じられるなど、騒動は余波を広げ、中居の発表直前にはレギュラー番組がすべて打ち切り、降板になっていた。
中居は今回の声明で、《全責任は私個人にあります。これだけたくさんの方々にご迷惑をおかけし、損失を被らせてしまったことに申し訳ない思いでなりません》と当事者女性や関係者に謝罪。先に更新していた有料会員向けサイトでは、《こんなお別れで、本当に、本当に、ごめんなさい》とやり場のない思いを漏らした。
国民的スターによる突然の“引退宣言”に、ファンだけでなく、親交のあった著名人らもSNSでそれぞれの思いを述べている。
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たとえば、情報番組『中居正広の土曜日な会』(テレビ朝日系)で約6年共演していた社会学者・古市憲寿(40)は24日にXで、《本当なら今頃は、「中居正広の土曜日な会」の収録のある時間でした。#土曜日な会 をつけて今までの感想を投稿してくれたら、たぶんスタッフも読むと思います》と綴り、自身の誕生日会で撮影した中居との2ショットを公開した。
古市といえば、23日放送のフジテレビの情報番組『めざまし8』に出演し、渦中の同局を舌鋒鋭く批判していた。
「古市さんは『フジテレビに出れなくなってもいい』と前置きしつつ、フジサンケイグループ代表の日枝久氏を名指しで、『日枝さん中心とする経営陣が一回全部どいてもらわないとこの問題は収束しないと思う』と指摘。そのうえで、『普通に考えて、影響力のある企業で87歳の方が数十年にもわたって権力を持つ状況はおかしい』『上層部には責任をとって辞めてもらうべき』と踏み込んで発言しています。
中居さんはトラブルは個人の責任としており、フジテレビも社員の関与を否定していますが、『週刊文春』では、局内の女性アナウンサーが“接待”を強要させられているという組織的な疑惑も追及されています。古市さんの発言には、一連の騒動をめぐって責任を負うのは中居さんだけではないという強い気持ちがあったのではないでしょうか」(芸能ライター)
そんな古市は23日放送のニュース番組『news every.』(日本テレビ系)で、中居個人への見解も語っている。
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「古市さんは、中居さんをめぐる騒動について『真相が分からない』としつつ、『個人的には中居さんを擁護もできないし、逆に糾弾もできない』とコメント。いっぽう、『中居さんが何をしたかは分からないですけど、SMAPであったこと、1人での活動も誇りに思っていてほしい』とエールも送っています。
中居さんの引退には様々な反応がありましたが、俳優の要潤さんが“辞めないでほしかった”などとXに投稿すると、これが一部で批判を招いていました。それでも中居さんとの写真をアップした古市さん。“擁護できない”とは言いつつも、フジテレビが疑惑に揺れるなか、我先に責任を取った中居さんに対して複雑な思いがあったのではないでしょうか」(前出・芸能ライター)
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