前回からの続き。私(ユイ)は、夫のヒロトと2人の子どもたち(マイ・リュウ)と幸せに暮らしていました。私の実家は遠方ですが、義両親も義姉のミホさんもとても優しくしてくれていました。しかしある日突然、夫が他界。私は義両親が申し出てくれた同居の提案を受け入れることにしたのです。一緒に暮らすと決めたからには、義両親の老後の面倒は私がみる。そう心に誓ったことを伝えると、義姉も私たちの同居を了承してくれました。
義姉のミホさんも、しょっちゅう遊びに来ては子どもたちの相手をしてくれます。夫を亡くして懸命に働く私のこともとてもよく気遣ってくれました。義姉は結婚してから旦那さんの実家で同居生活をしていると聞いていました。
子どもたちが大きくなったときのことを考え、家をリフォームする話が持ち上がっています。図面を見せながら義姉と盛り上がっていると、義母が戻ってきました。義母はまるで愛おしいものを見るかのように、私や義姉を見つめます。
夫が亡くなって、本当に悲しみのどん底にいました。しかしそれは私だけではなく、義両親も同じだったのです。大切な人を失った寂しさを互いに埋め合うかのように、私は義両親と支え合いながら暮らしていました。
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赤の他人である私たちが同居に至ったのは、今まで積み上げてきた信頼関係があってこそ。義姉とも、義母いわく「本当の姉妹のよう」に仲良くさせてもらっていました。確かに義姉とは「義理」という立場を越えて、とても気が合ったのです。義姉の存在は私にとってとてもありがたいものだったのでした。
【第4話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子
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