クロちゃん、リチと破局後初公の場は小説家デビュー会見　婚約指輪手に「未練ある」復縁希望

安田大サーカスのクロちゃん（48）が28日、都内で恋愛小説家デビュー記者会見を開いた。デビュー作「クロ恋。」（双葉社）を3月19日に発売する。

クロちゃんは、TBS系で22日に放送された「水曜日のダウンタウン」（午後10時）の企画「新春クロちゃんリアル人生すごろく」で2年間も付き合ったアイドルグループ「都内某所」の元メンバーでタレントのリチ（28）にプロポーズしたが、失敗に終わった。この日が放送後、初の公の場となった

クロちゃんは、リチに渡せなかった婚約指輪を手に「編集の人には、全部バッドエンドにしたいと言った。（当時は）リチとも付き合って1年。ハートフルな時だったけど、読んだ人に、バッドエンドを見せようと思った」と振り返った。その上で「そんなことを思っていたからか分かりませんが、プロポーズしたら振られてしまいました」と言うと、声が涙声になった。

「クロ恋。」は、4つの恋愛短編で構成されている。「恋愛博士の異常な愛情」「地球最期の日」「揺れる」「LV．17の勇者」は、実体験を元にストーリーが展開されるが「1作だけ、プロポーズして振られた後に泣きながら、血の涙を流しながら作りました」と、プロポーズ失敗後に1作だけ書いたと吐露。「どれが振られてから作ったのか、考えるのも…」と語った。

クロちゃんは、163万円の婚約指輪を手に「これって、どうなるんですかね？　リチ、指にはめてないから中古じゃないんですよ！」と絶叫。「元カノの指には入りませんけど、この指輪を悲しい気持ち、申し訳ない気持ちで書いたので、売れてほしい。お金、取り返したい、マジで！」と訴えた。

さらに「年貢の納め時…覚悟してプロポーズしたら、あり得ない、振られた」と、リチとの破局のショックを引きずっているとにじませた。「リチには申し訳ない、次、結婚する人にあげたいと思う。資産だから」と声を大にした。一方で「リチにも読んで欲しい。『また結婚する』と言ったら、考えたい。でも、僕の悪いところを直すのは難しいかなぁ」とも。「あと2、3カ月は遊んで…独身貴族、味わって復縁したい。未練はあります。でもリチがないんじゃないかな？　振られると思っていなかった」と話していた。