北海道〜北陸は通行止めや車の立ち往生に警戒 今回の大雪・吹雪のピークいつまで?

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2025年01月30日 09:10  日本気象協会

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日本気象協会

北海道〜北陸は通行止めや車の立ち往生に警戒 今回の大雪・吹雪のピークいつまで?

今回の強烈な寒気による大雪や吹雪のピークは、今日30日(木)の夕方にかけてとなるでしょう。北海道から北陸では道路の通行止めや車の立ち往生など、交通障害に警戒が必要です。明日31日(金)も引き続き、道路への影響リスクが高い状態が続くでしょう。



●大雪や吹雪に警戒 ピークいつまで?


今日30日(木)も冬型の気圧配置で、北日本や東日本の上空1500メートル付近にはマイナス9℃以下の寒気が流れ込むでしょう(平地で雪の降る目安はマイナス6℃以下)。また、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)※の影響で、東北や北陸付近に次々と雪雲が流れ込む見込みです。

今日30日(木)は北海道では日本海側を中心に雪で、風も強く、吹雪く所があるでしょう。東北の日本海側から北陸も雪が降り、積雪が急増する予想です。今回の大雪のピークは今日30日(木)の夕方までですが、明日31日(金)も日本海側は雪が降りやすいでしょう。

※「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」とは、シベリア大陸から流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分され、その風下である日本海で再び合流して形成される収束帯(雪雲が発達しやすいライン)です。JPCZによって、雪雲が発達しやすくなり、その雪雲が次々と流れ込むと、大雪となることが多々あります。


●道路の気象影響予測


道路影響予測をみますと、北海道は大雪や吹雪の影響で、明日31日(金)の朝まで影響リスクが最も高い紫色になっています。その後も影響の大きい状況が続くでしょう。

東北は明日31日(金)の夜にかけて、北陸は明日31日(金)の午前中まで、大雪や吹雪による影響リスクが高くなっています。車の立ち往生など交通障害に警戒が必要です。

関東甲信や東海は平野部では晴れる所が多いですが、山間部では影響リスクの高い道路があるでしょう。

NEXCO東日本によりますと、今日30日(木)は福島県・新潟県・長野県で通行止めとなる可能性もあると情報を出しています。最新の交通情報を確認し、迂回や通行ルートの見直しも検討してください。


●雪道運転 万が一に備えての安心グッズ


雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。

雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。


●雪道で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意を


もしも雪道で立ち往生してしまった場合、一酸化炭素中毒に注意が必要です。

車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。

防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。



このニュースに関するつぶやき

  • 北海道のマイミクさんが雪が少ないって心配してたけど大丈夫そうですね。
    • イイネ!15
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