【写真】ひまり(増田梨沙)に語りかける都(冨永愛) 『日本一の最低男』第4話 場面カット
ある日、一平(香取)たちはひまりが万引きしたという連絡を受ける。初潮を迎えつつあったひまりは、正助(志尊)や一平に相談することができず、お金もなかったため生理用品を盗ったのだった。
都はひまりを迎えに行き一緒に帰ると、部屋で生理用品の使い方を教える。ひまり曰く生前の母・陽菜(向里祐香)は、すい臓がんで闘病中だった病室で生理用品の使い方を教えようとしたという。しかしひまりは、死期が迫っていた陽菜と未来の約束をするために「まだなってない」「きたとき教えて」と固辞していた。
ひまりと陽菜の思い出を聞いた都は、病室で撮影された母娘の写真を見つめながら「かっこいいね、お母さん。治療がんばりながら、こんなに太陽みたいに笑えるなんて」と称える。これにひまりは「太陽?」と聞き返しつつ「じゃあ…ずっと夜だね。太陽がなくなったら、ずっと冬だね」と涙ながらに母・陽菜の不在を悔やむ。
そんなひまりに、都は笑顔を見せながら、太陽の光は17万年かけて地球に届くと告げて「まだまだずっと照らしてくれるから。お母さんの光」と勇気付ける。そして都は涙を流すひまりを抱きしめると、自分は太陽にはなれないと話ながら「お母さんが届けたい光がまっすぐ、ひまりちゃんに届くように…うん、風。フゥーって雲を吹き飛ばす風にはなれる」と優しく語りかけるのだった。
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