「B’zの生出演などで大きな話題となった’24年の紅白ですが、視聴率は歴代ワースト2位と振るいませんでした。今年の紅白には例年以上に気合が入っており、BTSを起用しようと、交渉しているそうです」(NHK関係者)
1月22日、NHKの山名啓雄メディア総局長が都内の同局で定例会見を行い、『NHK紅白歌合戦』について、「ご批判も、よかったというご意見も届いている。今後、どうしていくかという声も受け止めながら、’25年の大みそかに満足度が高いものにできるかと考えていかないといけない」とコメントしていた。
NHKが招聘を目指すBTSは、今年再始動する予定だ。
「BTSは米ビルボードで1位を獲得するなど人気と実力で世界を席巻しましたが、’22年6月にグループ活動を休止しました。
その後、メンバー最年長のJIN(32)を皮切りに、順次兵役に就いて、兵役期間以外のメンバーはそれぞれソロで活動。今年6月でメンバー全員が兵役を終えます。
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2月末に韓国からスタートするメンバー・J-HOPE(30)のソロワールドツアーでは日本公演も予定されていることからわかるように、BTSにとって日本市場は重要。“今年をBTSの年にする”と意気込んでいるそうです」(音楽関係者)
前出のNHK関係者は「通例では、紅白出演アーティストの選考は夏ごろから」と明かしたうえで、こう続ける。
「BTS側からいい返事がもらえれば、すぐに出演が決定するはずです。トップスターですので、大トリを務めることになるでしょう」
BTSの紅白出場に血眼になっているNHK。「史上最速でのトリ決定」には4つの根拠が――。
「’25年はNHKの前身で、ラジオ放送を行っていた社団法人東京放送局の開局から100年という節目の年です。
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今田美桜(27)が主演を務める’25年度前期の朝ドラ『あんぱん』は、二宮和也(41)や、松嶋菜々子(51)、竹野内豊(54)など超豪華キャストがそろっていますが、これも放送100周年だから。
100年イヤーの最後となる紅白で失敗は許されません。予算は例年以上でしょう。
またBTSが’22年10月に韓国・釜山で行った無料コンサートは世界中で見られ、オンライン視聴者は4千907万人にのぼりました。1つ目の根拠は“BTSの力を借り、開局100年を世界中にアピールしたい”と考えているからです」(前出・音楽関係者)
■’24年の紅白にHYBEから3グループ出演した訳
初出場が期待されるBTSだが、本来ならすでに紅白に出場していたという。
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「’18年10月中旬に紅白出場内定が一部で報じられました。
しかしそのあと、メンバーのJIMIN(29)がドキュメンタリー動画で、原子爆弾投下直後の写真がプリントされたTシャツを着ていたことが発覚して物議を醸すことに。結局この年の紅白には落選しました。こういった経緯からBTS側も、紅白が日本を代表する“国民的音楽番組”だとすでに理解しており、リベンジを望んでいることが2つ目の根拠です」(前出・音楽関係者)
3つ目の根拠について、前出の音楽関係者がこう語る。
「’23年の紅白にはBTSの所属する事務所であるHYBEから、3グループが出場していました。’24年の紅白にも、LE SSERAFIM、TOMORROW X TOGETHER、ILLITの3グループが選出されました。
SNS上では『HYBEが多すぎる』などの批判的な意見も上がっていましたが、NHKはHYBEとの関係を強固なものにすることを優先しているのです」
4つ目の根拠はメンバーの“特別出演”だ。
「昨年の12月7日に、NHKの音楽番組『Venue101』のスピンオフ特番にJINが出演し、NHKホールで公開収録されたスペシャルライブの様子が流れました。
同放送の最後に、JINは『ARMYの皆さんが言ってくれたらいつでも来ます』と宣言。『紅白』のにおわせかもしれません」(前出・音楽関係者)
ファンの求めに応じ、紅白にBTSが降臨することだろう。
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