俳優菅田将暉(31)が31日、都内で、主演映画「サンセット・サンライズ」(岸善幸監督)公開御礼舞台あいさつに出席した。
同作は小説家楡周平氏の同名小説を映画化したヒューマンコメディー。都会から宮城・南三陸に移住したサラリーマンが住民たちと織りなす交流を、コロナ禍や地方の過疎化、震災などの社会問題を盛り込みながらユーモアたっぷりに描いている。菅田は主人公の西田晋作を演じる。
冒頭、用意されたハイチェアに座ろうとすると「バキッ!!」と嫌な音を立て慌て、「これが記事なりますね。ならあとは何をしゃべっても大丈夫ですね」と笑った。
公開から2週間が経過。映画レビューサイトでは好評だか、中でもヤフーは4.5の高評価。これには「4.5? すごいね」と素直に喜んだ。周囲の反響として「上京している人の意見として、帰りたくなったと聞いてうれしかった」と明かした。
この日はティーチインも開催され、お客さんの質問答えた。女性客が切り出した「死に場所は?」に一瞬顔をしかめたが、「人生の終着地を迎えるのは都会がいいのか、それとも田舎がいいのか」と続けた。これには「今回はスタートだけどゴールがどこがいいかですよね。いい質問だなと。この映画の先を見ていますね。プロデューサーにしたほうがいい」と絶賛。その上で、「大阪だけど山育ちで、友だちのおかんがイノシシと戦ってるような場所で育ったので、やっぱり田舎がいいかな」と答えた。
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岸監督(60)は「難しいな」としたが、「大切な人に言いたい言葉だけ伝えられれば、場所はどこでもいい」とした。
劇中に出て来るセリフには、脚本を担当した宮藤官九郎が取材で実際にいわれた言葉もある。菅田は「映画というファンタジーの中の本当の部分は、ちゃんと作られていると思います」とし、「この映画を軸にディスカッションしていただければ、映画という物がずっと残っていけると思います。そんな存在になってくれたらうれしいなと思います」と話し、「みんな、もう1回みよう!」と呼びかけた。
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