元厚労官僚で神戸学院大学教授の中野雅至氏(60)が、1日放送の読売テレビ「あさパラS」(土曜午前9時25分=関西ローカル)に出演。中居正広氏の騒動に端を発したフジテレビの問題で、同局への影響について今後の見通しを語った。
今回の騒動で、同局ではCMの差し替えが相次ぎ、フジ・メディア・ホールディングスの24年度の最終利益予想は、当初の290億円から98億円へ大幅に下方修正された。複数のスポンサー企業は「第三者委員会の報告を待たないとCM再開は難しい」としている。
中野氏は、「第三者委員会の報告を待って、そこそこの結論が出たら、CM再開は5月か6月くらいには」と語った。「フジテレビのコンテンツが悪いわけではない。その事件だけでフジテレビを見ないって人はいないと思うんですよ。どう考えてもスポンサーも過剰反応」と指摘した。
続けて、「今回ちょっとテレビを見直したのが、フジテレビ内部の社員からゴンと(批判が)上がってきていたりとか、他の局が、テレビがテレビを批判している。僕は役所にいたんで、役所とか政治家に比べてはるかに自浄作用がまともやなって。やっぱり報道を持っているから」と話した。
「そこがどう浸透していくか次第なんですけど、第三者委員会がそこそこ厳しい結論を出して、完全に経営体制を変えたら、5月ぐらいから徐々にスポンサーが戻ってくる。時間がたてば、みんなこの話題も忘れてくる。食傷気味で、10時間超の会見でもう十分と思っている人も結構いるから、僕は5月ぐらいには戻ると思います」と予測していた。
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