明日4日(火)からは強い冬型の気圧配置となり、日本海側を中心に大雪に警戒を。猛吹雪になる所もあり、道路や電車・バスなどの交通機関、流通も大きな影響を受けるおそれ。最新の情報を確認し、予定の変更なども検討を。
●今シーズン最強の寒気 居座る
明日4日(火)から日本付近は強い冬型の気圧配置となるでしょう。日本海側を中心に大雪による交通への影響や猛吹雪、高波に警戒が必要です。
5日(水)にかけては、北日本から東日本の上空5000メートル付近にマイナス42℃以下の強い寒気が流れ込み、雪雲が発達しやすくなります。特に日本海では発達した雪雲が連なり、北陸を中心に流れ込むため、降雪量が多くなるでしょう。少なくとも週末にかけては同じような状況が続き、8日(土)頃には今シーズン一番のさらに強い寒気が流れ込む予想です。
日本海側は、強弱を繰り返しながら雪が降り続き、猛吹雪となる所もあるでしょう。太平洋側も山沿いを中心に雪が降りそうです。普段、あまり雪が降らない九州から近畿の平地でも大雪になる所があるでしょう。風向きによっては、三重県や愛知県などでも大雪となるおそれがあります。
●雪・波・風の予想
【24時間降雪量(多い所)】
4日(火)午前6時まで
北海道 50センチ
北陸 40センチ
東北 30センチ
東海 25センチ
近畿・中国地方・九州北部 20センチ
5日(水)午前6時まで
東北・北陸・東海 70センチ
北海道・近畿・中国地方 50センチ
九州北部 30センチ
四国 20センチ
九州南部・奄美 15センチ
6日(木)午前6時まで
北陸 100センチ
東北・東海 70センチ
北海道・近畿・中国地方 50センチ
四国 40センチ
九州北部 30センチ
九州南部・奄美 15センチ
その後も、さらに降雪量が増える予想です。
【波の予想】
4日(火)
北海道 6メートル
東北・北陸・近畿・中国地方・九州南部 5メートル
5日(水)
北海道・東北 6メートル
北陸 6メートル(うねりを伴う)
近畿・中国地方・九州南部 5メートル
【最大風速(最大瞬間風速)】
4日(火)
北海道 23メートル (35メートル)
東北 20メートル (30メートル)
5日(水)
北海道 23メートル (35メートル)
東北・北陸・近畿・中国地方 20メートル (30メートル)
6日(木)以降も、大しけや暴風となる所があるでしょう。
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●風雪・大雪・低温に伴うリスク
風雪や大雪、低温によって以下のようなリスクがあります。
(1)停電(倒木や雪の重みで電線が切れることで発生する恐れがあります。)
停電に備えて、懐中電灯や防寒着、毛布などを準備しておくと良いでしょう。
また、電源を確保するため、モバイルバッテリーも用意しておくと安心です。
(2)水道凍結(最低気温がマイナス4℃以下になる時や真冬日が続いた時に凍結する可能性があります。)
事前に、水道管の中から、水を抜いておきましょう。また、屋外で、むき出しになっている水道管やメーターは、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておいてください。
(3)商品の品薄(交通網マヒによる物流遅延により発生する可能性があります。)
事前に食料品は少し多めに買い、暖房用の燃料も少し多めに確保すると安心です。
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