【写真】中山優馬「関西出身の僕が演じる関西人役です」 舞台版『大誘拐』役ビジュアル
本作の原作『大誘拐』は、天藤真が1978年に発表した推理小説。第32回日本推理作家協会賞受賞、82歳の小柄な老婆が国家権力とマスコミを手玉に取り百億円を略取した痛快な大事件を描いた作品。1991年には岡本喜八が脚本・監督を務め、北林谷栄、風間トオル、樹木希林、緒形拳などが出演し映画化もされた。そして昨年2024年、全国13ヵ所を笑顔と感動で包み込んだ舞台「『大誘拐』〜四人で大スペクタクル〜」。累計1万4000人の観客を魅了した話題作が再始動。中山優馬、柴田理恵、風間杜夫、白石加代子が再度、舞台版スペクタクルに挑む。
とし子誘拐を企てる犯人グループのリーダー戸並健次に、中山優馬。誘拐のとんでもない協力者、柳川家の元家政婦でとし子を心から慕う中村くら(くーちゃん)に、柴田理恵。その誘拐事件を迎え撃つ和歌山県警本部長井狩大五郎に、風間杜夫。そして、柳川家の当主、大奥様の柳川とし子に、白石加代子と、魅力的な4人が再集結した。なお、4人ですべての登場人物を演じる。
上演台本・演出は「奇跡の人」、「ラヴ」、「ピエタ」の他、「百物語」シリーズなど多くの作品を手掛ける笹部博司。ステージングは、2021年NHK大河ドラマ『青天を衝け』の振り付けで注目を集めているカンパニーデラシネラ主宰・小野寺修二が務める。
刑務所の雑居房で知り合った戸並健次(中山)らは、出所するや誘拐の下調べにかかる。狙うは紀州随一の大富豪、柳川家の当主とし子刀自(白石)。齢82を重ねてなお矍鑠と周りを魅了する女丈夫であるという。実は健次は柳川家が支援する孤児園の出身で、とし子との忘れられない思い出があった。
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まずは、柳川家の家政婦として仕えていたとし子を慕うくーちゃん(柴田理恵)宅に押し寄せ、アジトにしてしまう。かくして4人の役者はそろい、前代未聞の大誘拐劇が繰り広げられる。
さて、とし子刀自の本当の狙いとはいったい何なのか。この誘拐劇の結末やいかに? 身代金も桁違い、破格ずくめの斬新な展開が無上の爽快感を呼ぶ、抱復絶倒の大誘拐劇が繰り広げられる。
中山は「自由に生きる事を自分のテーマとし初演よりも血をたぎらせ目一杯楽しみたいと思います」、柴田は「初演の時以上に、役者4人の個性がぶつかり合い楽しい舞台にしたいです」と意気込みを。
風間は「信頼し合うからこその丁々発止を、楽しんで観て頂きたい」、白石は「奇想天外でトンデモナイ物語。初演のメンバーが再び集結し、また一段とたのしい作品になることと思います」と言葉を寄せた。
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キャストのコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■戸並健次役、ほか:中山優馬
先輩方とまたご一緒出来る事本当に嬉しく思います。
初演を終えてみて、改めて本当に愛に溢れた物語だなと感じました。そして、お客様が本当に楽しそうな顔をされていて、上演中笑いの絶えない作品でした。
舞台の上で自由に生きる事、演劇の楽しさ、俳優の可能性、魅力を白石さん風間さん柴田さんに教えて頂きました。
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■中村くら(くーちゃん)役、ほか:柴田理恵
初演の時以上に、役者4人の個性がぶつかり合い楽しい舞台にしたいです。4人で織りなすダイナミックなストーリー、カッコよくて壮快ででもなんだかジーンとくる素敵なエンターテイメントです。是非いらして下さいね。
■井狩大五郎役、ほか:風間杜夫
初演の大きな手応えを信じて、より深くより厚く演じてみたいと思う。何といっても、出演者4人が初演そのままに揃ったことが嬉しい。信頼し合うからこその丁々発止を、楽しんで観て頂きたい。
荒唐無稽なストーリーの背景に、現代社会にも通じる大きな課題が浮かび上がるが、後味は痛快だ。飛びきりの元気を、全てのお客様にお届けしたいと願っている。
■柳川とし子役、ほか:白石加代子
私が演じさせていただくのは、誘拐される紀州の大富豪、八十二歳の柳川とし子刀自です。そして、この誘拐事件を計画したのが、実は誘拐された当人である柳川とし子刀自。誘拐の身代金が百億円。相手は国家。…という大掛かりなお話です。
奇想天外でトンデモナイ物語。初演のメンバーが再び集結し、また一段とたのしい作品になることと思います。劇場で皆様をお待ちいたしております。