31歳モデルが「脊椎小脳変性症」公表「長生きできないことが一般的な…」1626文字の長文で説明

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2025年02月04日 06:16  日刊スポーツ

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スタイルブック「My 7Colors」発売記念イベントに出席した瀬戸あゆみ

モデル瀬戸あゆみ(31)が4日までにインスタグラムを更新。1626文字の長文で「脊椎小脳変性症」に罹患(りかん)していると明かした。


「いままで、みなさんにずっと、言えずにいたことがあります」と前置きした上で「それは、わたしの持病についてです。わたしは、難病を患っています」と告白。そして「病名は、脊椎小脳変性症というものです」と打ち明けた。


「運動神経を司る小脳がどんどん破壊・消失してゆき、運動失調を主な症状とする神経疾患の病気です。主な症状としては、歩行時にふらつく、手がうまく使えない、口や舌がもつれて話しづらいなどです」と症状を説明。より具体的に「*歩行時のふらつきや転倒 *手足の細かい動作が難しくなる *発声や言語が不明瞭になる *食物を飲み込みにくくなる *眼球が揺れて視点が定まりにくい *箸や鉛筆をうまく使えなくなる *ろれつが回らない」とつづり「今はもうすべての症状が、大小あれどわたしに出てきている感じです」とした。


現状について「この病気は、個人差はあれど、ゆっくりと、けれど確実に進行してゆく、そんな病気です。リハビリ次第ではあるけれど、数年後、歩けなくなり、車椅子に乗るようになり、そして更に数年後は、寝たきりの生活を送り、長生きはできないことが、一般的な予後です」と記述。


発症時期については「発症はいつ、と、断定はできませんが、大体27歳ごろから、自分の体のいろいろな変化に気づいて、病院を受診したりしていました(現在は31歳です)」と回想。「この病気のことを知っているのは、家族と、数人の友達と、事務所の大人たちだけ」とした。


以下、発表全文


いままで、みなさんにずっと、言えずにいたことがあります。


それは、わたしの持病についてです。


わたしは、難病を患っています。


今日は、まずわたしの病気がどんなものかを知ってもらうために、なるべく感情的なものは抜きにして、淡々と語ってゆきたいと思います。


まず、難病、と聞いても、多くの人がピンとこないと思うので、その定義について。


「発症の機構が明らかでない」、「治療方法が確立していない」、「希少な疾病である」、「長期の療養が必要である」という要件を満たす疾患を、厚生労働省は「難病」と位置付けているみたいです。


病名は、脊椎小脳変性症というものです。


運動神経を司る小脳がどんどん破壊・消失してゆき、運動失調を主な症状とする神経疾患の病気です。


主な症状としては、歩行時にふらつく、手がうまく使えない、口や舌がもつれて話しづらいなどです。


ネットで調べると、もっとわかりやすく、以下がでてきました。


*歩行時のふらつきや転倒


*手足の細かい動作が難しくなる


*発声や言語が不明瞭になる


*食物を飲み込みにくくなる


*眼球が揺れて視点が定まりにくい


*箸や鉛筆をうまく使えなくなる


*ろれつが回らない


今はもうすべての症状が、大小あれどわたしに出てきている感じです。


この病気に明確な治療法はなく、リハビリで進行を遅らせていくしかありません。


そしてわたしの場合は、妊娠・出産を経て、日常生活でも動かない時間が長くなってしまい、病気が進んでいってしまった自覚があります。


1年前や2年前のことを思い出しても、今の方がずっと体の動きにくさを顕著に感じています。


この病気は、個人差はあれど、ゆっくりと、けれど確実に進行してゆく、そんな病気です。


リハビリ次第ではあるけれど、数年後、歩けなくなり、車椅子に乗るようになり、そして更に数年後は、寝たきりの生活を送り、長生きはできないことが、一般的な予後です。


発症はいつ、と、断定はできませんが、大体27歳ごろから、自分の体のいろいろな変化に気づいて、病院を受診したりしていました(現在は31歳です)。


この病気のことを知っているのは、家族と、数人の友達と、事務所の大人たちだけ。


ずっとこのことについて何も触れずにきたのに、今回、どうして公表したかというと。


ひとつには、もう言わずにいることに限界を感じたから。


病気が進行してしまい、もう誰がどう見ても歩き方がおかしい。


「大丈夫ですか?」とよく聞かれるようになった。


だから、他人からの目線が気になって、外に出かけたくない。


そうすると、ますます病気が進行してゆく。の、悪循環。


だからもういっそのこと、みんなに知っておいてほしい。


それが、最初の動機でした。


次に、これは前々から考えていたことだったんだけど、、、


同じような病気の人と、情報交換できたらな、と。


もしも同じような病気の人で、子どもを持ちたいと考えている人がいたら。


何か伝えられることが、わたしにもあるかもしれない。


こんなわたしでも、誰かの役に立てたら。


そんなに嬉しいことは、他にはありません。


なので、今後は、病気に関しての発信も増えると思います。


そして、もしかしたら。


病気の進行を止める根本的な治療薬などは、残念ながら今のところまだありませんが、今後みんながこの病気のことを知ってくれて、さらに研究が進み、有効性のある根本的治療薬が開発されることを、期待しています。


まずは、病気のことを知ってほしい。


という、投稿でした。


最後に、いつも支えてくれる家族、明るく接してくれる友達、全面的に協力してくれる仕事の仲間。


感謝しても感謝し尽くせません。


ありがとうございます。


そして、これを最後まで、読んでくださって、なおわたしをフォローしてくれているそこのあなた。


ありがとうございます。


はー。緊張した。


っていうか、してる。


本当は、1/31に投稿する予定のはずだったのですが、ずるずると引っ張っちゃいました。。。


ここ数日間、ずっとそわそわした気持ちでした。


また書きますね。


では!

このニュースに関するつぶやき

  • 他のやつがテキトーに生きてる時にモデルになったのだから
    • イイネ!1
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