◆ 熾烈なレギュラー争いを解説陣が分析「宗山が入ったことで良い守備陣形が引ける」
昨秋のドラフトで5球団が競合した期待の内野手・楽天の宗山塁が一軍キャンプで躍動している。1日のシートノックでは軽快な守備を披露し、打撃練習では防球ネット直撃の一発を放った。さらに2日は、先輩と積極的にコミュニケーションを図り、臆することなく全てを吸収しようという姿勢を見せた。
宗山のポテンシャルについて、3日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2025』に出演した笘篠賢治氏は「守備においても打撃においてもセンスを感じる。守備ではボールとの距離の合わせ方も非常に上手だし、スローイングの柔らかさ、手首や肘の柔らかさもある。打撃ではツボをもっていて遠くに飛ばせるし、内角の球も綺麗な回転で打てている。すごく楽しみ」と絶賛。齊藤明雄氏は「ミート力もあるしパンチ力もある。守備でもミスが少なく、堅実に守ってくれて守備範囲も広い」と高評価を送った。
昨季139試合に出場した村林一輝との遊撃のレギュラー争いに注目が集まる中、齊藤氏は「良い争いになるのではないか。村林をどこかのポジションに追いやって、遊撃を守れる実力をもっている選手」と述べ、笘篠氏は「村林はいぶし銀的な繋ぎ役で、チームにとっては必要な存在。二塁にコンバートしたくても小深田大翔がいるし、監督は悩むと思う」と語った。
さらに1306試合連続試合出場中の浅村栄斗が、今季三塁から一塁に転向。齊藤氏は「宗山が入ったことで、村林を三塁にコンバートできる。良い補強ができて、良い守備陣形が引けるんじゃないかな」と今季の楽天内野陣に期待を込めた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』