今シーズン最強・最長寒波 名古屋も雪の可能性 東海 今夜〜5日朝は積雪エリア拡大

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2025年02月04日 13:50  日本気象協会

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日本気象協会

今シーズン最強・最長寒波 名古屋も雪の可能性 東海 今夜〜5日朝は積雪エリア拡大

今日4日〜10日(月)頃にかけて、東海地方には強い寒気が居座るでしょう。今シーズン最強の寒波が長く居座るため、大雪や極寒に警戒が必要です。目先、今夜は、名古屋など濃尾平野周辺にも雪雲が流れ込みやすく、明日5日朝にかけて、雪が降り積もる恐れがあります。明日の朝は、時間に余裕をもって早めに行動しましょう。



●今日4日の東海 雪雲・雨雲の流れ込み続く


今日4日は、日本付近は強い冬型の気圧配置になり、上空には強い寒気が流れ込み始めています。昨夜から、岐阜県を中心に雪雲が流れ込み、断続的に雪が降っています。関ケ原町でも、明け方には雪が降り、一時3センチの積雪を観測しました。現在の積雪の深さは、東海地方の積雪マップで知ることができます。雪が積もっている地域では、積雪や路面の凍結による交通障害に注意してください。


●東海 雪と寒さの影響は10日(月)頃まで


強い冬型の気圧配置は、10日(月)頃まで続くでしょう。日ごとの強弱の変化はありますが、強い寒気が長く居座る見込みです。東海地方は、大雪や極めて厳しい寒さに警戒してください。時間帯によって、雪の降るエリアや雪の降り方が変化します。特に、短時間に一気に降るドカ雪に、警戒してください。車の立ち往生や高速道路などの通行止め、新幹線などの鉄道が大幅に乱れる恐れがあります。最新の気象情報と交通情報をこまめに確認して、予定の変更や中止も検討するようにしてください。


●今夜(4日)から明日5日朝 名古屋も雪の可能性


名古屋周辺も、今週末にかけて、雪の降るタイミングが複数回ありそうです。目先は、今夜から明日5日朝にかけてが一つ目のタイミングになりそうです。濃尾平野周辺にも、雪雲の流れ込みが予想されています。気温が低い夜間を中心に降るため、降った雪はそのまま積もる可能性があります。また、関ヶ原町や岐阜市でも、積雪に注意が必要です。
1月10日に名古屋で1センチの積雪を観測した際は、雪による事故、道路や公共交通機関に大きな影響が出ました。明日の朝の通勤・通学は、時間に余裕を持って行動しましょう。積雪となった場合は、ノーマルタイヤでの運転は絶対に控えるようにしてください。


●予想降雪量 7日(木)以降も降雪量はさらに増える


この先も、岐阜県を中心に雪が降り、積雪は日に日に増加する見込みです。7日(金)以降も、平野部にも雪雲が流れ込み、雪が降るタイミングがあるでしょう。
また、最高気温は、10日(月)頃まで各地で平年を大きく下回り、非常に厳しい寒さとなるでしょう。よく晴れる静岡県も、風の冷たい日が続きそうです。山間部は真冬日(最高気温0℃未満)の続く所があるため、水道管の凍結にも注意してください。


●ノーマルタイヤの危険性


雪道をノーマルタイヤで走行すると、タイヤが低温で固くなって吸着性が失われ、路面を摩擦で捉えることができなくなります。このため「滑る」「止まらない」「曲がらない」と、自動車が本来確保しなければならない動きが制御できなくなり、スリップ事故や渋滞の原因につながってしまいます。

雪道を時速40kmで走った場合、ブレーキを踏んでからクルマが止まるまでの距離は、ノーマルタイヤでは冬用タイヤの約1.7倍にもなるという走行実験結果もあります。

雪道でのノーマルタイヤは、とても危険ですので、冬用タイヤやチェーンを必ず装着するようにしてください。雪や雨が降ったあとの路面は凍結していることもあります。一見、路面に雪がないように見えても車の運転には十分な注意が必要です。



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