ラッパーの般若が主演するABEMAオリジナルドラマ『警視庁麻薬取締課 MOGURA』が第4話まで放送され、各方面から続々と反響が寄せられている。
【動画】次週はどうなる…!般若主演ドラマ『MOGURA』に上杉柊平ら応援コメント 本作はラッパーの漢 a.k.a. GAMIから3年前に聞いた実話を基に企画された。ラップスキルのある警察官が、覚醒剤や麻薬などの違法薬物を摘発するためにラッパー集団に潜入捜査を行ったという実話を基に描く、ABEMAオリジナルのHIPHOPエンタメドラマ。主人公となる警察官・伊弉諾翔吉(いざなぎ・しょうきち)を演じるのは、本作がドラマ初主演となるラッパーの般若。そのほか、成海璃子、吹越満、吉村界人、眞木蔵人、風間俊介といった実力派の豪華俳優らが脇を固める。
1月30日に放送された第4話では、市内に違法薬物を流通させ、ラッパーたちの抗争を煽っていた黒幕の存在がついに明らかに。残すところ2話となり、物語は国家権力に立ち向かうラッパーたちという構図の最終局面へと向かっていく。
最終章に突入した本作に向けて、ヒップホップにもドラマにも精通する俳優、芸人ら著名人から応援コメントが到着。俳優の上杉柊平は「普段から孤独と向き合い続けているアーティスト達の姿は、他には無い異質な魅力を放っていて目が離せない」、笠松将は「全員が心の底から演じているのが伝わり目が離せない青春ドラマ。納得のいかないモヤモヤした夜に観たい作品だと思う」などと本作の印象を語っている。
■各コメント
【上杉柊平】
普段から孤独と向き合い続けているアーティスト達の姿は、
他には無い異質な魅力を放っていて目が離せない。
【笠松将】
滅茶苦茶な企画かと思いきや、「物語」がしっかりしていて憎い。
主演の般若には、主人公として目を惹く迫力、不器用で本気だからこその説得力がある。
全員が心の底から演じているのが伝わり目が離せない青春ドラマ。
納得のいかないモヤモヤした夜に観たい作品だと思う。
【NON STYLE・石田明】
新しさ満載のドラマでした。
最近ではタバコを吸うシーンすら減っている中で、タバコどころではないものをブカブカとやっているではないですか。さらに、モノローグをラップでするのも斬新でした。「この人一体何者なん!?」から心掴まれました。
ラップバトルもかっこよかった。そして、なによりも展開の速さ。そして衝撃の連続。
最後の爽快感にはさすがの僕もキマッてしまいましたね。
【渡辺志保(音楽ライター)】
ラッパーたちにインタビューをし、それを記事や動画にしてリスナーに届けるということを生業にしている。15年近く、そして100名を優に超すラッパーたちの話を聞き続けて感じることは、それぞれの背景にはドラマがあること。彼/彼女たちはもがきながらも自分の信念を持ってラップという手段を選んでいること。そして、その多くがヒップホップに救いや希望を求めていることだ。一般的な刑事ドラマとは大きく異なる本作では、ステージの上やスマホの画面からは伝わらない、ラッパーたちがもがき輝く姿までをも映している。少しぎこちなさが残るラッパーたちの演技までもが『MOGURA』らしさを形成しており、その姿には彼らの実生活と創作の境目も曖昧になる程、惹きつけられる。
動画を別画面で再生する