阪神ファン渡辺謙が吉田義男さん悼む「甲子園でお目にかかった際はいつも…」

熱狂的な阪神ファンで知られる俳優渡辺謙が4日、自身のX（旧ツイッター）を更新し、監督として球団史上初の日本一に導き、91歳で亡くなった吉田義男さんを追悼した。

渡辺は「阪神タイガース吉田義男さんがお亡くなりに」と切り出すと「甲子園でお目にかかった際はいつも『ありがとうございます、応援したって下さい』と声を掛けて下さいました」と、吉田さんとのやりとりを回想。「今年もあの笑顔に会えると思っていました」と惜しみつつ「せめて85年以来の日本一の虎の姿を見られた事が、、」と一昨年の38年ぶりの日本一に触れながら「ご冥福をお祈り申し上げます」としのんだ。

吉田さんは、3日午前5時16分、兵庫・西宮市の病院で脳梗塞のため亡くなった。91歳だった。現役時代は名遊撃手として、華麗な守備から「今牛若丸」の異名を取った。監督を務めた85年には21年ぶりのセ・リーグを制すと、日本シリーズでも西武を倒し、日本一に。球界の枠を超え、戦後昭和史に残る一大フィーバーを巻き起こした。