Yahoo!オークション(ヤフオク)を通じて購入したジャンク品を開封する動画が、YouTubeに投稿されました。動画の再生数は、記事執筆時点で4万8000回を超えています。
動画が投稿されたのは、ジャンク品をいじったり、PCを改造したりしている「ヒコぞーん」さんのYouTubeチャンネル。Panasonicの「レッツノート」が大好きなヒコぞーんさんは今回、同シリーズの中でもとりわけ“とがった機種”である「レッツノート XZ6」を購入しました。
同製品は、2017年に28万円の価格で発売されたデタッチャブルPC。ディスプレイ部分をキーボードから取り外し、12インチのタブレットPCとして使える点が最大の特徴で、ヒコぞーんさんによると、「堅牢なレッツからすると最高にぶっ飛んだモデル」なのだといいます。
ヤフオクで購入したXZ6の筐体は非常にきれいで、パナソニック純正のACアダプター付き。出品者はブックオフであり、しっかりとした梱包(こんぽう)で送ってきてくれました。本来の落札価格は送料込みで8500円ですが、ヒコぞーんさんはクーポンを使用し、6500円に抑えました。なんという低価格!
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このXZ6はバッテリーが欠けているジャンク品だといいます。しかし、バッテリーがないなら別に用意すれば良いだけの話。クーポンを使い、ヤフオクでバッテリー単体をこれまた破格の1285円で落札したため、購入価格は合計で8000円弱となりました。サブPCとして使う予定のためバッテリーの持ちは気にしておらず、“充電もできればラッキーというか勝ち”くらいの気持ちだそうです。
側面を見てみるとキーボード側にはUSBのType-Aが2つとSDカードスロット、電源ジャック、ディスプレイ側にはイヤフォンジャックが付いています。反対側にはLANケーブルのコネクターと映像・音声出力のためのVGAおよびHDMI、USB Type-Aを装備。ディスプレイ側にはUSB Type-Cと電源ボタン、音量ボタンと排気口があり、レッツノートらしくてんこ盛りです。
筐体を開いて内側も確認。パームレスト部分やホイールパッド、キーボードに目立った変色やかすれはありません。ディスプレイとキーボード側の境目にスイッチがあり、ここをスライドさせることで同機種最大の“とがりポイント”である脱着が可能に。キーボードという名のカタパルトから、とてもスムーズにディスプレイが発進しました。
SSDやCPUなどの部品が全てディスプレイ側に入っており、タブレット本体の重さは609グラムでキーボード側の重さは471グラム。ディスプレイの方が重いため合体させた状態で使うと、“今までのレッツノートの中で一番フニャフニャしている”そうです。
いよいよACアダプターをつなぎ通電。キーボード側とディスプレイ側の双方に搭載されているバッテリーは問題なく動作し、Windows 10が起動しました。同製品はWindows Helloに対応しているので顔認証と指紋認証でのサインインが可能。ディスプレイのタッチパネルも普通に機能しており、タブレットPC時には向きに合わせて画面の表示を変えてくれます。これで約8000円は大当たり!
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パナソニック純正のソフトウェアが入っているのでリカバリーディスクも作成可。搭載しているメモリは8GBで、Google Chromeによるブラウジングも軽快です。しかし、使われているのはIntelの第7世代のCPU。残念ながらWindows 11の要件を満たしていません。
また、XZ6のディスプレイにあるUSB Type-Cは映像出力が可能。TypeCのケーブルを通じた充電には対応していないようですが、タッチパネル対応のアプリケーションを開発しているヒコぞーんさんとしてはこれで十分だそうです。
なお、他のレッツノートのACアダプターと異なり、XZ6はやや細い専用のプラグを使用。既存のアダプターは差し込めないと、“他のレッツノートコレクター”へ注意を促しています。
さまざまな用途に合わせたレッツノートたちの中でも一線を画す合体ロボで、最高にぶっ飛んだモデルなXZ6。発売当時は高額なため手が出せずにいたヒコぞーんさんでしたが、7年越しに「夢が広がるPC」を買うことができました。
コメント欄には、「ヒコちゃんええなぁー、俺も買おっかなー」「これと同じタイプが2万いくらで売ってたなぁーー。まさしくジャンクの8000円弱はお得」「中古のレッツ好きなのすごいわかる」「自分もレッツノート好きです。会社の貸与PCがレッツノートで使いやすすぎて自分でも買っちゃいました」などの感想や共感の声が寄せられています。
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この他にも同チャンネルでは、1100円のジャンクPCやノートPCを購入して、再び使えるように修理する様子などを公開しています。
※動画提供:YouTubeチャンネル「ヒコぞーん」さん
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