【写真】恋人でもない“特別な関係性”が魅力的な『夜明けのすべて』場面写真
主演女優賞の河合優実、主演男優賞の松村北斗と、主演賞が共に20代という結果は、2012年度の安藤サクラ(『かぞくのくに』)、森山未來(『苦役列車』)以来となる。
河合は「本当にありがとうございます。今回選んでいただいた2本は自分にとってほかの何にも代えがたい映画なので、そのような作品で選んでいただきとても嬉しいです。『キネマ旬報』の表紙を主演女優賞というかたちで飾れることも、とても光栄に思っています。未来への糧としたいと思います」とコメント。
松村は「今回、『キネマ旬報』の主演男優賞という素敵な賞をいただき、この賞の歴史と、いままで受賞された方々のお名前を見ながら、とても光栄に思っております。映画を通して、自分がかつて覚えた感動を誰かに受け渡せているんだなと、何かもう一つの“居場所”を見つけられたような気持ちになりました」としている。
表彰式は、2月20日18時より渋谷 Bunkamuraオーチャードホールにて開催され、その模様はキネマ旬報社 公式YouTubeチャンネルにてライブ配信される。
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個人賞のその他の受賞者は以下の通り。
「2024年 第98回キネマ旬報ベスト・テン」個人賞
日本映画監督賞:三宅唱『夜明けのすべて』
日本映画脚本賞:野木亜紀子『ラストマイル』
外国映画監督賞:クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』
助演女優賞:忍足亜希子『ぼくが生きてる、ふたつの世界』
助演男優賞:池松壮亮『ぼくのお日さま』『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』
新人女優賞:中西希亜良『ぼくのお日さま』
新人男優賞:越山敬達『ぼくのお日さま』
読者選出日本映画監督賞:三宅唱『夜明けのすべて』
読者選出外国映画監督賞:クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』
読者賞:斎藤環『映画のまなざし転移』