毎日の家事は重労働で、終わりのないタスクに疲れを感じている人は多いのではないでしょうか。そんな家事の辛さについて増田さんが自身の体験を通じて家事への思いを描いたエピソード『家事の辛いところ』がInstagramに投稿され、大きな反響を呼んでいます。
2年前から主夫として家事を始めた増田さんは、家事の何が辛いのかを考えるようになりました。特に増田さんが家事の辛いポイントとして挙げているのが「全部やってギリギリ合格」という点です。また完璧にこなしても気づいてもらいにくいことや、少しでもミスをするとすぐ指摘されるという悲しい現実も追い打ちとなっています。
一方で、家事をやってもらう立場からすると「やってもらったことに気づくのは難しい」という問題点があることなど、主夫になったからこそ分かった視点を共有しています。
この投稿に「基本的にマイナスをゼロに戻す作業ですよね」「家事の現状維持って実は凄い。常にやってないとすぐに汚れたり無くなったりする」などの意見が寄せられました。そこで、同作について作者の増田さんに話を伺いました。
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ー同作の考えに至った経緯を教えてください。
2年ほど前から主夫業を始め、最初は夕ご飯の準備などの料理のみでしたが、掃除にも少しずつ取り組むようになりました。この投稿をした頃は、掃除をいろいろ試し始めた時期ですね。
料理は目の前で食べてもらえるので「美味しい」と感想をもらいやすいですが、掃除や洗濯といった家事は一生懸命やっても気づかれにくいんだなと実感し、漫画にしてみました。
ー主夫をしていて男性だから気づいた点などがあればぜひ!
日本では女性の家事負担率が高いことが問題になっていますが、最近はテレワークの普及で、これまで家事をやっていなかった男性もチャレンジしやすい環境になっていると思います。家事は嫌なことばかりではなくて、工夫する楽しさもありますし、仕事で培った効率化のスキルを活かせる場面も多いです。やってみたら意外とハマる男性も多いのではないかと思います(笑)。
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ー印象に残ったコメントやこんなコメントが多いなどはありますか?
「無限積み木崩し状態なのもストレスの大きな原因。永久に作品が完成しない」というコメントは、まさにそうだなと印象に残りました。他にも「毎日おつかれさまです」と労っていただけるコメントも多くて非常に癒されました。
(海川 まこと/漫画収集家)
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