Text by CINRA編集部
バンダイナムコグループのバンダイナムコフィルムワークスが、米国LEGENDARYと『機動戦士ガンダム』シリーズのハリウッド実写映画版『GUNDAM(仮称)』(以下『GUNDAM』)について1月に共同投資契約を締結したことを発表した。
1979年に放送を開始した富野由悠季原作のテレビアニメ『機動戦士ガンダム』は、ロボットを「モビルスーツ」という「兵器」として扱った戦争描写や科学考証、複雑に織り成す人間ドラマで、それまでのロボットアニメの潮流だった勧善懲悪では語れない「リアルロボットアニメ」というジャンルを確立。現在に至るまでシリーズとして、テレビアニメーションシリーズ25作品、劇場上映34作品、OVA27作品、配信、イベント映像、テレビスペシャルなど多数製作されている。玩具、プラモデル、ゲームや関連商品なども幅広く展開され、現在では年間1,400億円を超える売上を誇る。
初の実写映画化となる『GUNDAM』は全世界劇場公開予定。制作をLegendary Picturesが担当し、監督・脚本を『スイート・トゥース:鹿の角を持つ少年』のJim Mickleが務める。
『GUNDAM』の製作に向け、4月1日に北米法人Bandai Namco Filmworks America, LLCを設立。バンダイナムコグループの北米地域統括会社Bandai Namco Holdings USA Inc.の100%子会社となり、バンダイナムコフィルムワークスのコントロールのもと、今後海外におけるライセンス事業の拡大および『ガンダム』シリーズのブランド価値拡大に向けて活動していくという。