シカゴ・カブスでMLBの4年目を迎える鈴木誠也（30、すずき・せいや）。メジャー通算55ホーマーと中軸を担うスラッガーにこれまで2年連続で取材をしてきた高橋尚子キャスターが、沖縄の自主トレを3年連続で直撃取材した。
【写真を見る】カブス鈴木誠也「次エラーしたらクビなぁ！」の刺しゅうでメジャー4年目へ 東京ドーム開幕戦へ特別な想い【高橋尚子インタビュー】
大谷翔平ら擁するドジャースと東京ドームで開幕戦今年の3月18日と19日にはメジャーリーグの開幕シリーズが東京ドームで行われる。そのカードは大谷翔平(30)、山本由伸（26）、佐々木朗希（23）らを擁するドジャースと今永昇太（31）、鈴木誠也（30）らを擁するカブスとの対決と早くも楽しみがつきない。
Q.（高橋尚子）
自主トレ中にお邪魔します。3年連続来させていただいているので、もうある意味これが私の年始めで楽しみになっているんですが。開幕戦が3月18日に日本であります。
鈴木:
楽しみですね。由伸だったり朗希君だったり、翔平はどこで投げるかわからないですけど。同級生でもありますし、対戦できるとなれば楽しみですし。あの爽やかな顔にぶち当てたいなと思います。ぶち当てられる可能性もありますけどね。
実は、東京ドームでのメジャーリーグ開幕戦には、特別な思い出がある。
鈴木:
松井（秀喜）さんが東京ドームにヤンキースで来た時に、父親に連れて行って貰って観た試合というのもあったので…僕が小さい時に松井さんのホームランを見て、かっこいいなってすごく思って。そういった思いを少しでも見せられればいいなというか、忘れないような思い出になって貰いたいなという風に思います。
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メジャー3年目の去年は、日本人の右打者として初めて、2年連続20ホームランを達成した。ますますバッティングに磨きがかかる鈴木だが、取材中、グローブにあるモノを見つけました。
Q.グローブに刺しゅうがしてある…
鈴木:
見たんですか?
Q.どんなことを刺しゅうしてあるのか?
鈴木:
「次エラーしたらクビな」と
鈴木のグローブには「絶対、捕れ!」「次、エラーしたらクビな!」という強烈なフレーズが刻まれていた。
Q.それは自分でこの言葉を入れようと…
鈴木:
信頼を失ったのは自分のせいでもあるので。常にそれを見て、気を抜かないようにやれればなと思います。
刺繍に込められたのは、自分への戒め。広島時代からゴールデン・グラブ賞５回獲得と守りに定評があった鈴木だが、より競争が激しいメジャーの舞台では、一つのエラーが命取りに。去年の後半からは守備をさせてもらえず、DHでの出場が増えていった。
鈴木:
昨シーズンだったり、その前の年もエラーとかをしているので、監督・コーチからは守らせるのは怖いっていう風に思われているからDHになったと思う…だからこそ、もう一度外野のポジションを勝ち取るために今年は守備練習に力を入れています。いつか年をとって（DHを）やる機会が増えるようにはなると思うのでその為の経験ではすごくいいなっていう風には思ってやっていたが、まだ30歳ですし、まだまだ全然動けるので、そこに甘えてしまうと、この先ないなっというのは思うので、やっぱり、しっかり外野で出て、プレーするというのが一番、理想は理想なので。しっかりやれれば全然大丈夫だとは思っているので、守備は、今年は本当に気合入れてやりたいなと思っています。
東京ドームで始まる、鈴木誠也のメジャー4年目。守備での活躍も期待したい。
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