松本清張の名作『天城越え』再びドラマ化 主演は生田絵梨花
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2025年02月06日 12:17 ORICON NEWS
松本清張の名作『天城越え』が、2025年に特集ドラマとして再び映像化されることが決定した。NHKによる制作で、主人公の大塚ハナ役を生田絵梨花が務める。生田は「全身でぶつかっていきたい」と意気込みを語った。
【写真】“絶対領域”をちら見せ! 28歳になった生田絵梨花 『天城越え』は、昭和31年の伊豆・天城峠を舞台に、淡い初恋と殺人事件の真相に迫る物語。主人公ハナは伊豆・修善寺の遊郭にいた遊女であり、運命的な出会いを果たした少年望月次郎の未来を案じながらも、殺人容疑で逮捕されるという悲劇的な人生を歩む。
生田は大塚ハナ役のオファーを受け、「ハナの生きてきた境遇や心の内を、令和に生きる自分がどれだけ想像しきれるだろうかと思った」と一抹の不安を抱いたという。しかし、初めて役に扮して撮影現場に立った際、監督から「ハナだ」と言われたことで自信を得た。「ここからまだまだ葛藤の日々になるかと思いますが、全身でぶつかっていきたいです」と決意を新たにしている。
脚本を担当する羽原大介は「名作の骨格はそのままに新たな視点を加えた」と語り、「令和版の大塚ハナがどのように生まれるのか楽しみだ」とコメントした。演出を担当する金澤友也も「時代背景を超えて現代に通じる思いを描く」と意欲を見せる。
特集ドラマ『天城越え』は、BSP4Kで2025年5月10日、BSで6月14日、BS8Kでは3月23日に放送される予定だ。松本清張ミステリーの真骨頂とも言われる一大悲劇が、現代の視聴者にどのように響くのか注目される。
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