【柔道】角田夏実ポツリ「留守の状態」パリ五輪金メダル以来の復帰戦へ誓い「体と心と相談」

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2025年02月06日 17:07  日刊スポーツ

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グランドスラムのバクー大会へ、思いを語る角田夏実

柔道女子48キロ級の角田夏実(32=SBC湘南美容クリニック)が、24年パリ五輪(オリンピック)金メダルの勲章に思いをはせた。


6日は五輪以来の復帰戦となるグランドスラム(GS)バクー大会(14日開幕、アゼルバイジャン)に向け、オンラインで取材対応。五輪王者のみ着用を許される「ゴールドゼッケン」のお披露目へ「ずっと夢見ていたというか、まさか自分がゴールドゼッケンをつけられるとは思っていなかった。『オリンピックで自分が勝ったんだな』という実感を持てたらいいなと思います」と笑顔を見せた。


パリ後は痛めていた両肩の治療に重きを置き、畳に立ったのは24年12月。年明けから本格的に合宿へ参加したという。代名詞のともえ投げは「留守の状態。入り方が少し変わってしまって、戻すのに時間がかかっている」としつつ「逆に他の技を出せる機会。楽しみながら試合ができると思います」と前向きに捉えた。


五輪金メダリストとして、帰国後はイベントやテレビ出演を精力的にこなしてきた。かねて「柔道をどんどん広めていけたら」という願いを持ち、その一心で活動の幅を広げてきた。約半年ぶりに勝負の場に戻り「モチベーションの部分で、今までみたいな闘志(があるか)は試合をしてみないと分からない。ここで試合を入れることで、自分がどれだけこれから先やっていけるのか。無理やり奮い立たせる(意味合いがある)。『柔道が好き』という気持ちで、どこまで戦えるか。体と心と相談できる、いい場面かなと思います」と見据えた。【松本航】

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