俳優角野卓造(76)が6日、フジテレビ系「ぽかぽか」(月〜金曜午前11時50分)に生出演。TBS系ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」(1990〜2011年)シリーズでの長ゼリフについて語った。
MCハライチ澤部佑(38)から「橋田(壽賀子)先生のセリフは長い、って聞いた事はありますが」と問いかけると角野は「(橋田)先生は『普通の主婦はずっと座ってテレビの前で見てられないから、ご主人がお茶、って言ったら台所に立たなきゃいけない。セリフさえ聞こえていれば、お話は全部分かる』って。だから、目で(視線を置く)ではなく、全部口にする。間とかテンテンテン(……)とかないんですよ」と話し「全部台本見ると、字がザーーーっと書いてある」と語った。
レギュラーらが「エー」と驚くのを尻目に角野は「ところがね、人、ってこんなにしゃべるかなと思う」と話してスタジオを笑わせた。そして続けて「オンエアを見ると、まったく違和感ない。何にも違和感なくセリフがスーっと聞こえてくる」とドラマの演技を見てふに落ちたと話した。
MCハライチ岩井勇気(38)が「それは編集されて違和感がなくなっている、ってことなんですか」と問うと、ゲストで同作にも出演した俳優佐藤B作(75)が「撮った分、そのまま流れるよね」と答えた。角野も「間、カットするとかまったくない」と話した。島崎和歌子(51)が「どうやって覚えるんですか」と聞くと佐藤は「いやー、大変だよ。オレはたまにしか出ないんだけどさ。一人でお店訪ねてさ、突然酒飲んで5〜6ページ、わーっと(セリフをいって)どんな人間なんだよ。本当に時間かかるんだよ」とボヤいていた。
「渡る世間は鬼ばかり」は本番の2日前にリハーサルがあって、出演者はリハーサルでは全員がセリフが頭の中に入っていて、リハーサルの時点で誰も台本は持っていないという。佐藤は「リハーサルのときはみんな完璧だからね。恐ろしいよ、あの番組は」と漏らした。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。