俳優の若葉竜也が、1年を通じて映画・テレビ界で顕著な活躍をしたプロデューサーや、将来有望な新人俳優などを選出して表彰する『2025年エランドール賞』の新人賞に選出され、6日に都内で行われた授賞式に出席した。
【写真】固い絆…!授賞式で抱き合った千葉雄大と若葉竜也 トロフィーを受け取った若葉は「このような賞をいただけてうれしく思っています。(事務所の方などは)『こいつ大丈夫か?』と思っていた思うので、安心しています」と胸をなでおろし、「僕は今も役者に向いていないと思っています。ただ、もし『自分に向いてないな』とか、『自分には無理だろうな』と思っている人がいたら、何か始めてみてください。部屋の掃除とかでもいいので。そうすると、こんなご褒美がもらえると思います」と、謙遜しすぎたあいさつで会場から驚きの視線を集めた。
お祝いゲストには『アンメット ある脳外科医の日記』で共演した千葉雄大がサプライズで登場。千葉は「僕も部屋の掃除を始めようと思います」と切り出して笑いを誘うと、「『アンメット』という作品は終わってからもすばらしい現場だったなと残る作品」としみじみ。「若葉くんと初めて出会い、彼は好きなことしかやらないとおっしゃっていますが、好きなことをやる姿勢はものすごい熱量で尊敬しています」とリスペクトのまなざしを向け、「撮影の合間は、僕以上にチャーミングだと思っているので、そういう面も出していただけたらと思います」と伝えた。
2024年4月期に放送された同作は“記憶障害の脳外科医”川内ミヤビ(杉咲花)が患者を全力で救い、自身も再生していく医療ヒューマンストーリー。アメリカ帰りの医師・三瓶(若葉竜也)らとの交流に、消えた2年間の記憶をめぐるミステリーを織り交ぜ、視聴者を釘づけにした。
【エランドール賞受賞者一覧】
■新人賞
高橋文哉(映画『あの人が消えた』『君と世界が終わる日にFINAL』『ブルーピリオド』、テレビドラマ『フェルマーの料理』『伝説の頭 翔』)
河合優実(映画『四月になれば彼女は』『あんのこと』『ナミビアの砂漠』『八犬伝』、テレビドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』『不適切にもほどがある!』)
水上恒司(映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』『熱のあとに』『劇場版アナウンサーたちの戦争』『八犬伝』『本心』、テレビドラマ『ブギウギ』『黄金の刻』『ブルーモーメント』)
趣里(テレビドラマ『ブギウギ』『ブラックペアン シーズン2』『モンスター』)
若葉竜也(映画『市子』『ペナルテループ』『ぼくのお日さま』、テレビドラマ『アンメット』)
松本若菜(テレビドラマ『西園寺さんは家事をしない』『わたしの宝物』『君が心をくれたから』『アリバイ崩し承ります』『ダブルチート 偽りの警官』)
■プロデューサー賞
映画部門:新井順子氏(TBSスパークル)『ラストマイル』
テレビ部門:尾崎裕和氏(NHK)『虎に翼』
■プロデューサー奨励賞
映画部門:水木雄太氏(TBSスパークル)『正体』
テレビ部門:磯山晶(フリー)、天宮沙恵子(TBSスパークル)『不適切にもほどがある!』
■特別賞
『侍タイムスリッパー』
■アクターズセミナー賞
庄司浩平
佐々木史帆
橘優輝
竹田有美香