【写真】場面写真には、カラックスの娘の姿も
本作は、当初、パリの現代美術館ポンピドゥー・センターでレオス・カラックスの展覧会が企画され、「いま君はどこにいる?」というポンピドゥーからの問いへのアンサーとして制作された映画。
カンヌ映画祭のディレクター、ティエリー・フレモーは「美学的なエッセイのようであり、まばゆく、とても素晴らしい作品」と評しており、ジャン=リュック・ゴダールへオマージュを捧げ、カラックスの全てが凝縮された42分のスペクタクル作品となっている。
今回公開された場面写真は5点。天井に反射した揺らめく水面を背景に飛び込み台から体を浮かせた不思議なカットや、『TOKYO!』の怪人メルド(ドゥニ・ラバン)がカラックスと一緒に公園を闊歩するシーン、犬がくつろぐベッドサイドでカラックスが煙草に火をつける場面などが映し出されている。ちなみに、稲妻が走る瞬間を切り取ったカットの横顔の女性はカラックスの娘のナースチャ・ゴルベワ・カラックスだ。
本作は、今春の公開を前に、3月20日から23日にかけて開催される「横浜フランス映画祭2025」での上映も決定。映画祭では、カラックス監督の来日も予定されている。
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