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【写真】初共演の北川景子&坂東龍汰“親子”ショット
本作は、作家・山崎豊子さん(1924−2013年)の生誕100年を記念し、初期の代表作で、吉本興業の創業者・吉本せいさんをモデルにした直木賞受賞作『花のれん』をドラマ化。明治〜昭和という激動の時代、“女性プロデューサー”の先駆けとして道を切り開いた希代の女性興行師・河島多加の生涯を描く壮大なヒューマンドラマとなる。
大阪・船場の呉服店に嫁いだ多加は、道楽好きの夫・吉三郎(伊藤英明)と寄席商売にくら替えするが、吉三郎は愛人を作った末にあっけなく他界。多加は夫が遺した借金を返済すべく、さらに寄席の拡大に打ち込むことに。そんな中、多加は寄席の窮地を救ってくれた紳士・伊藤友衛(上川隆也)に淡い恋心を抱いてー。
興行師として、ひとりの女性としてエネルギッシュに突き進んだ多加は日本女性の新たな生き方を切り開いた先駆者ともいえる存在だが、同時にひとり息子の子育てに苦悩する母としての顔も持ち、物語では“親子の確執”も色濃く描かれていく。寄席に命をかける多加は忙しさのあまり息子と過ごす時間が取れず、久男は寂しさから母に反発。お互い深い愛情を抱きながらも心は離れていき、すれ違う母子にやがて戦争という試練が襲いかかって…。
その“親子軸”を担う坂東龍汰は、母に対して複雑な思いを抱える息子を演じるにあたり、「久男はなかなか多加に対して素直になれず反発をするのですが、実際の戦場を目の当たりにして今まで思っていた心の内を打ち明けます。久男の母に対する心の機微を丁寧に演じたいと思いながら取り組ませていただきました」と告白。
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そんな坂東の熱演を全力で受け止めたのが、北川。2人は今回が初共演だったが、北川は「坂東くんが感じたとおりに自由に演じてほしい」とまさしく“母”のような包容力で向き合い、親子の感情が交錯する見ごたえあるシーンを2人で作り上げた。
坂東は北川との撮影を振り返り、「とてもしなやかで美しく温かい方です」とリスペクトを語るとともに、「一緒にお芝居をさせていただき、久男として生きることができた時間は宝物のような体験でした」と“母”の気遣いに大感謝。「“お母はん”が力強く生きた激動の人生を放送で見るのが、僕もとても楽しみです」と明かした。
さらに、本作の“劇中ナレーション(語り)”を、テレビ朝日の大下容子アナウンサーが務めることが決まった。主演の北川と大下アナは2024年、共に第32回橋田賞に選出されたという“縁”があり、フィールドは違えど第一線で活躍してきた2人が、本作でしっかりタッグを組むこととなった。
テレビ朝日ドラマプレミアム 山崎豊子生誕100年記念『花のれん』は、テレビ朝日系にて3月8日21時放送。
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■坂東龍汰(河島久男役)コメント
山崎豊子先生の生誕100年作品に関わらせていただき、とても光栄でした。
僕が演じた久男は、北川景子さん演じる河島多加の息子です。久男はなかなか多加に対して素直になれず反発をするのですが、実際の戦場を目の当たりにして今まで思っていた心の内を打ち明けます。久男の母に対する心の機微を丁寧に演じたいと思いながら取り組ませていただきました。
今回は関西弁でのセリフだったのでイントネーションを現場で皆さんに教えていただいたり、何度も耳で聞いたりして体に擦り込みました。
北川さんとは今回初めてご一緒させていただきました。とてもしなやかで美しく温かい方です。一緒にお芝居をさせていただき、久男として生きることができた時間は宝物のような体験でした。
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