レアル、ソシエダMFスビメンディへの関心継続…来夏にアーセナルと争奪戦へ？

　レアル・マドリードがレアル・ソシエダ所属のスペイン代表MFマルティン・スビメンディの動向を注視し続けているようだ。6日、イギリスメディア『アスレティック』やスペイン紙『アス』が伝えている。

　高精度のキックを武器にチームを支えた元ドイツ代表MFトニ・クロース氏が昨シーズン終了後に引退して以降、その後継者を探し続けているレアル・マドリード。加えて、今年の6月末には現キャプテンのクロアチア代表MFルカ・モドリッチの契約が満了となることから、来夏の移籍市場での中盤の補強を本格的に検討しているようだ。

　獲得候補の一人と見られているのが、近年の移籍市場でメガクラブの注目の的となっているスビメンディ。レアル・ソシエダの下部組織出身で育った26歳は2018−19シーズンにトップチームデビューを飾り、ここまで公式戦通算217試合出場9ゴール9アシストという成績を残している。昨年夏にはリヴァプールが獲得に向けてオファーを提示したものの、愛するクラブへの忠誠心から残留を決断した。

　また、アーセナルもスビメンディに熱烈な関心を寄せている模様。ガーナ代表MFトーマス・パルティとイタリア代表MFジョルジーニョとの現行契約が6月末で満了となる同クラブは、ミケル・アルテタ監督が獲得を希望するスビメンディとの交渉を長期間に渡って進行。今シーズン終了後に推定6000万ユーロ（約95億円）の契約解除条項を発動する可能性が高いと報じられている。

　レアル・マドリードはスビメンディの獲得を諦めておらず、現在も交渉を続けているとのこと。来夏の移籍市場でスペイン代表MFをめぐり、アーセナルとの激しい争奪戦が勃発する可能性もありそうだ。