低気温で冬物動く、ユニクロ・UAなど好調 国内アパレル関連大手25年1月度

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2025年02月10日 11:11  Fashionsnap.com

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 国内アパレル関連大手各社が2025年1月度の既存店売上高を発表した。ファーストリテイリングの国内ユニクロ事業や良品計画、ユナイテッドアローズなどの企業では、気温が低く推移したことで防寒衣料の販売が好調で、前年同月比で増収となった。一方で、3ヶ月ぶりの減収となったアダストリアなど、前年同月比でマイナスとなった企業もみられた。

 ファーストリテイリングの国内ユニクロでは、気温が低く推移して冬物が好調だったことで、前年同月比8.6%増で着地。1月第1週から第2週にかけて行われた恒例大型セール「新年祭」の期間は前年よりも2日間短かったものの、「寒波のタイミングとぶつかったことで冬物セールは例年よりも好調だった」と広報担当者。ダウンやカシミヤニットなどの重衣料のほか、ヒートテックインナー、「JW アンダーソン(JW ANDERSON)」とのコラボレーションアイテム、「ユニクロ : シー(UNIQLO : C)」などが売れた。
 良品計画の1月実績は、直営既存店+オンラインストアで前年同月比11.3%増。既存店ベースでは12ヶ月連続で前年実績を上回った。商品別では全ての部門で前年をクリアし、中でも衣類・雑貨カテゴリーは同15.5%増と大きく伸長。2ヶ月連続で好調の生活雑貨カテゴリーの実績を上回った。
 ユナイテッドアローズでは、前年同月比8.7%増と安定して好調を維持。セール売り上げが前年を下回ったものの、冬物、春物ともに定価販売が堅調に推移し、既存店売上高は13ヶ月連続で前年を超えた。
 アダストリアでは、春物の立ち上がりは順調だったものの冬物商品の在庫が不足したことで数字が伸びず前年同期比3.0%減。ワークマンでは手袋や靴下、ネックウォーマーなど防寒小物の売り上げが芳しくなかったため、同1.2%減となった。
■2025年1月度 各社実績(すべて既存店ベース/前年同月比)
国内ユニクロ事業(既存店+Eコマース)売上高:108.6%客数:97.7%客単価:111.2%
しまむら売上高:104.6%客数:102.1%客単価:102.7%
良品計画(直営既存店+オンラインストア)売上高:111.3%客数:105.7%客単価:105.3%
アダストリア売上高:97.0%客数:93.1%客単価:104.2%
ユナイテッドアローズ(小売+ネット通販 既存店)売上高:108.7%客数:103.8%客単価:104.5%
ワークマン売上高:98.8%客数:97.5%客単価:101.3%
バロックジャパンリミテッド売上高:98.0%客数:96.0%客単価:102.1%

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