
(左から)パーソナリティの小山薫堂、田辺龍太さん、宇賀なつみ
◆「切手の博物館」学芸員 自慢のコレクションは?
1996年に東京・目白にオープンした「切手の博物館」は、およそ35万種類もの日本及び外国切手を所蔵する、国内外でも珍しい郵便切手の博物館です。
田辺さんによると、常設展示がなく、3ヵ月ごとにテーマを決めて企画展示を開催しており、現在は、「あれも地図・これも地図」展(3月30日(日)まで)を開催中で、「世界中から地図の切手が出ているので、それをまとめて皆さんに楽しんでいただいております」と紹介。
同館学芸員の田辺さんも無類の“切手好き”で、自宅の押し入れの多くはコレクションの切手が占めているほど。ひと口に“切手”と言っても、種類はさまざまで、田辺さんが切手に興味を抱くようになったのは、デザインや図柄がきっかけとあって「見た目が美しい、デザイン的にきれいとか、そういうものを集めています」と話します。
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そんなエピソードに、宇賀は「すごいですね、お子さんにしては大人びている」と笑顔をのぞかせます。
小山からは「コレクションのなかで、一番自慢の切手はどんな切手ですか?」との質問が。これに田辺さんが挙げたのは、2024年11月に発売された書籍「切手の歴史」(著:岡田芳朗さん/講談社学術文庫)の表紙を飾っている切手。本書は、1976年11月に講談社から刊行された原本を文庫化したもの。そんな1冊に、田辺さんは解説として携わっており「表紙を何にするかと考えたときに、世界最初の切手がいいんじゃないかと」と言います。
田辺さんいわく、世界で最初に切手ができたのは、1840年のイギリス。しかも、そんな歴史ある切手ながら“未使用”とあって「なかなか貴重です。これは手に入れるのに苦労しました。“美しい!”と子ども心に思って“欲しいな”とずっと思っていたんですけど、(値段が高過ぎて)“うわぁ、手がでない”」と田辺さん。
発売当時、1ペニーだった切手が「こういう話はちょっとタブーなんですけど、相場は大体3ケタです」と打ち明けます。というのも、「当時はみんな手紙に切手を貼って使いたかったらしいんです。そうすると、こういう未使用のものは残らないし、数も少ない。それとやっぱり美しかったからですかね」と自慢の1枚について言及。そのデザインに、宇賀は「(切手の)背景は真っ暗なんですね……かっこいい〜! シックな感じですね」と唸る場面も。
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ご持参いただいた貴重な切手コレクション
<番組概要>
番組名:日本郵便 SUNDAY’S POST
放送日時:毎週日曜 15:00〜15:50
パーソナリティ:小山薫堂、宇賀なつみ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/post/
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