解任となったプリスケ監督 [写真]=Getty Images 日本代表FW上田綺世が所属するフェイエノールトは10日、ブライアン・プリスケ監督を解任したことを発表した。
アルネ・スロット前監督が昨夏にリヴァプールの指揮官に就任したことを受け、フェイエノールトは後任としてプリスケ監督を招へい。2027年6月30日までとなる契約を締結し、今季はここまでチャンピオンズリーグ(CL)ではリーグフェーズを19位で終え、ノックアウトフェーズ・プレーオフに進出を果たしたものの、エールディヴィジでは21試合終了時点で11勝6分け4敗の5位で、首位アヤックスとは勝ち点「12」差となっていた。
このような状況からフェイエノールトは一貫性のない結果と相性の悪さなどを主な解任理由として挙げ、プリスケ監督と即時退任で合意したことを発表した。なお、今後の暫定体制などについては11日に発表することを明らかにしている。
プリスケ監督を解任したことを受け、フェイエノールトのゼネラル・ディレクター兼テクニカルディレクターを務めるデニス・テ・クローゼ氏はクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「この決定を下さなければならなかったことはすべての関係者にとって非常に残念なことだ。フェイエノールトはブライアンの下、特にチャンピオンズリーグでは素晴らしい結果を残していたが、ここ数カ月のトップチームのパフォーマンスはあまりにも一貫性がなく、残念ながら、構造的な進歩がほとんど見られなかった」
「プロとして、また人として、私は今でもブライアンを高く評価している。しかし、時には全員が良い意向を示していても、物事がうまくいかず、一緒に進み続けるためのサポートができない地点に達してしまったという結論に至らざるを得ないこともある」
フェイエノールトは次戦、12日にホームで行われるCL・ノックアウトフェーズ・プレーオフ・ファーストレグでミランとの対戦を迎える。