
父親が投稿した一家の食卓風景がネット上で注目を集めています。「長男が『めっちゃ埼玉!』と叫んだので何事かと思ったら夕飯のトンカツがめっちゃ埼玉県だった!」。公開した写真には、サクッと揚がったトンカツが1枚。じっくり見ると、埼玉県の形にそっくりです。
【写真】「めっちゃ埼玉!」長男の視線の先には…(実際の写真)
父親、子どもの瞬発力と柔軟性に「さすが」
投稿したお父さん「ささPDC143」さん(@sasapdc143)によると、発想豊かな息子さんは小学6年生。息子さんが食卓の隣の席で「めっちゃ埼玉!」と叫んだ瞬間は、一瞬意味が分からなかったそうですが、息子さんの皿を見て、ささPDC143さんも思わず「いやー、これは埼玉県だわ!」。Xに投稿しようと急いで写真を撮ったそうです。
「息子とは、習い事の送迎の車内で地理ネタの会話で2人で盛り上がることもあるので、さもありなんと思いましたが、トンカツを見てとっさに埼玉県の形だと思う瞬発力はさすが子どもの頭の柔らかさと思いました」(ささPDC143さん)
息子さんは普段から地理に興味が?
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「息子はどちらかというとインドア派で、クイズ関係や地理関係の動画を見たりするのが好きですね。架空の鉄道路線を地図上に作成していく空想鉄道というサイトで遊んだりもしているようです。それで、各県の形が頭に入っていたのかなとも思います。私自身も幼稚園の頃に家にあった道路地図をなぞって地図上で北海道一周したりしていたので、親に似たのかなとも思います」(ささPDC143さん)
トンカツはおばあちゃんの手作り
北海道出身、在住のささPDC143さんですが、埼玉県とは縁があるようで。
「20年以上前になりますが、大学はさいたま市にある大学に行ったので、大学入学から新卒で就職した東京の会社に通っていた約6年間は埼玉に住んでいました。その間に結婚したので本籍は埼玉県に置いており、それもあって、息子に言われたことでトンカツが埼玉県の形をしているとすぐ認識できました。でもこの埼玉県型のトンカツが私にあてがわれていたら何も考えずにキッチン用はさみで切り分けていたと思います」(ささPDC143さん)
おいしそうなトンカツは、同居する妻の母親の手作りだったそう。
「トンカツは同居している妻の母、息子から見れば祖母が、生肉に衣を付けて揚げた手作りです。妻も仕事で帰りが遅い日が多く、義母が夕食を作ってくれることが多いです。肉はトンカツ用としてスーパーで売られていたものを、家で切り分けたりはせずそのまま使っています」(ささPDC143さん)
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投稿の表示回数は601万回、いいねの数も17万を超えています。
「正直言って驚いています。直接のフォロワーさんの、特に埼玉に住んでいた頃からの友人に伝わればよいかなと思ってポストしましたが、朝起きるとリポストやいいねの数がこれまでになく伸びていてとてもびっくりしました。息子にもポストした翌朝に伸びてきていることを伝えたところ、『すげー!』と喜んでニヤッとしていました。リプや引用リポストで他の都道府県の形をした揚げ物などを紹介してくれた方も多く、また焦げ色の境目が国道や鉄道路線に見えると言ってくれた方もいてとても楽しかったです」(ささPDC143さん)
SNSユーザーからは、「間違いなく埼玉ですね」「埼玉すぎる〜」などの反応が。また映画化もされた漫画作品「翔んで埼玉」をもじって「トンカツで埼玉」「トンで埼玉だ」などの声が上がり、盛り上がりを見せています。
(まいどなニュース・金井 かおる)
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